私が一人目育児の時、気持ちが一番不安定だったのが生後3~4ヶ月の頃でした。
産後のホルモンバランスの乱れの影響もあったと思いますが、赤ちゃんのお世話にも慣れ、徐々に昼間起きている時間に赤ちゃんとどう関わっていいかわからなかったのです。
そんな時に、家庭保育園を始めました。
家庭保育園では月齢別に「指導プログラム」が送られてきます。その月ごとの発達標準なども書かれています。
それはあくまでも目安であって、早かったり遅かったりで一喜一憂しないように、とありますが親のエゴでだいぶ振り回されてしまったこともあります。
4ヶ月ごとにカラーの冊子で「うちの子はこんなにできるんです!」という活動報告が送られてくるのも、かなり精神的負担になりました。
私は、どうしてもわが子と比べて「あればできない、これができない」とできないことばかりに目がいってしまったからです。
そういうものは、なるべく見ないようにして遊び方・関わり方の参考にする分には優れていたと思います。
なので、月齢別の遊び方を長女Sun(3歳10ヶ月)次女Moon(生後5ヶ月)の姿を併せてご紹介しますね。
目次
赤ちゃん4ケ月遊び【全身運動編】
発育標準の姿
- 首がすわる
- 腹ばいにすると、手足をバタバタ動かす
- 支えて立たせると、足を曲げたり、伸ばしたりする
遊び方
起き上がり運動をしましょう
- 腕支え起き上がり運動
- 赤ちゃんを仰向けに寝かせて、ひじの上を支えてつかむ
- そのままゆっくり、そっと引いて起こす。
頭が床から離れたらすぐに元に戻す。
- 手支え起き上がり運動
- 赤ちゃんを仰向けに寝かせる。赤ちゃんにお母さんの親指を握らせ、お母さんの人差し指を手首にかける。
- そのままそっと引く。
- 赤ちゃんの腕が伸びきって、頭が床から離れたらすぐに元に戻す。
この運動は3ヶ月のうちから日々繰り返して行うといいです。
引くときに、お母さんが面白い顔をつくってみせるとキャッキャと喜びます。
この運動ができるようになって、赤ちゃん自身が起き上がろうという力を感じたら、腕を引いて体を起こすようにします。
ただし、無理がかかりやすい運動ではあるので動作をできるだけゆっくりやるようにしてください。
「ゆっくり ゆっくり」と7~8回心のなかで唱える間に一つの動作をするくらいの速さです。
あと、両足を持って下半身をねじり、寝返りの動作を促します。
寝返りが始まると、どちらか得意な方に偏りがちになりますので、左右どちらにも寝返りができりるよう、動作を覚えるのにいいです。
ねじるのに抵抗がある場合は、座布団などに寝かせ傾斜をつけておき、端っこに赤ちゃんを横向きにし寝かせる。
そこから床に寝返らせる。
下半身のねじりがポイントなのはお忘れなく!
どちらにしても寝返るときに「ごろん ごろん ごろん」と言葉を添えて楽しく♪
赤ちゃん4ケ月遊び【手の運動編】
発育標準の姿
- おもちゃをつかむ
- 手に持っているおもちゃを口に持っていき、しゃぶれるようになる
- ガラガラを振ったり、なめたりして遊ぶ
- 触れたものにさわる
遊び方
一日のうち、なるべくうつぶせで過ごす機会を多くとるといいです。
うつぶせは「泣いてしまってできない」という方もいるかもしれませんが、うつぶせがイヤで泣いているのではなく、泣くことで深い呼吸の練習をしている、と考えられています。
お母さんも腹ばいになって、目線の高さを同じにしてあやしながらできるだけうつぶせの時間をとるようにするといいです。
赤ちゃんが手を伸ばして、届くところにおもちゃを置いたり(置くおもちゃはカラフルなものと木製のものなど、色のあるものとないものを並べるとよいで)、メリーなど吊るしたりしてつかませるようにします。
Sunの時にはベビーベッドがあったので、突っ張り棒をしておもちゃを吊るしました。今は置いていないので、Moonには机の脚に適度な高さで突っ張り棒をしてループつきの洗濯ばさみでおもちゃを吊るして遊ばせています。
指しゃぶりは気にしない。目で見たものを口で確かめて成長していく時期です。
Moonは4ヶ月に入ったころ、それまでしなかった指しゃぶりを始めました。5ヶ月にはいるとそれが発展して、触れたものをなめまわすという風に行動が変化していきました。
赤ちゃんの手にガラガラや歯がためを握らせ、あやしてよく笑わせましょう。
まだ握力が弱いので、よく落としますが落としたときに「あらら~落としちゃった!」とおどけて言うなどするとそれも喜びます。
根気よく握らせてあげることで、指を使って握る力を養います。
この時期によく遊ぶことで、この時期以降指指しゃぶりをしなくなる、と言われています。おもちゃであやされながら、よく笑うので情緒が発達し、積極性を育てることができるのです。
次女Moon生後4ヶ月の姿
二人目育児ということで、親として少し余裕があったことから、新生児の頃から頻繁にうつぶせ姿勢をとるように心がけてきました。
そのせいか、生後2ヶ月半でほぼ首がすわり生後4ヶ月目前で寝返りを習得。
生後4ヶ月に入ってからは、起きているときの8割方うつぶせ姿勢ですごしています。
赤ちゃん4ケ月遊び【運動編まとめ】
- 起き上がり運動をする。
- 下半身をねじり、寝返りをさせる。「ごろん ごろん ごろん♪」と言葉をそえて。
- うつぶせにして、手が届くところにおもちゃを置いてつかませる。
- ガラガラや歯がためを持たせて、あやし笑わせる。
徐々に昼間起きている時間が長くなってきますから、少しでも充実した時間を過ごせるよう、次回は「一日の過ごし方とことば編」として書いてみます。
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