9月は防災月間ですね。
愛知県に住む我が家は「南海トラフ巨大地震」への警戒はまさに自分事!
以前非常時のグッズ紹介をしましたが、今回は家庭の備蓄について書いてみたいと思います。
南海トラフ巨大地震の対策を話し合う国の有識者会議は、家庭で必要な備蓄は「一週間分以上」・・・
最終報告書にこんな一節を盛り込んだそうです。
一週間程度の食料の充分な供給がなされない可能性があるということですよね。
そんなに多くの食料や水をどう備えたらよいでしょう?
目次
普段食べているものが備蓄食料に!「回転備蓄」という方法
この時期ホームセンターなどで売られている防災コーナーを見てもわかるように、賞味期限の長い非常食は結構お高いのですよね^^;
そこで特別な食べ物を備蓄せず、いつも食べているものを非常食にもして、古いものから順に使いながら、使った分を補充していくという方法が“回転備蓄”です。
水
2リットルペットボトルのケース(6本入り)4箱
一人一日2~3リットルが目安。
保存用のミネラルウォーターのほかにも、2リットルのペットボトルに水道水をつめて置いておくとよいそうです。
保存用ではないため、毎朝の植物への水やり等に使うものとして、これも回転でつめなおしましょう。
主食
- 無洗米(普通の米でもOK) 5キロ
- 真空パックのお餅 8個
- パスタ 300グラム×2袋
- そうめんやうどん(乾麺)500グラム
- レトルトのおかゆ 2袋
- 小麦粉 500グラム
インスタントラーメン 4個
乾麺はゆでるのに意外と時間がかかります。水や燃料の節約のためにもそうめんや早ゆでタイプのパスタがおススメです。
我が家は0歳児がいるのでおかゆは多めに準備しますが、大人の方でも体調不良時のときのためにあったほうがいいです。
小麦粉はチヂミやすいとんにもなります。
備蓄用には無洗米・・・といわれることが多いですが、味付けごはんにするならば、普通のお米をとがずに炊いてもOKだそうです。
米のとぎ汁は韓国では「白水」と呼んでスープに使っているそうですから、といだとしてもムダになりませんよね。
洗顔に使えば少しのぬか成分が入っているので、保湿の役割を果たしてくれます!(時間がたつと腐ってしまうので、とぎたてを使います)
また、無洗米は研ぐときに吸う水の分量がないため、吸水させてから炊きます。
目安は2カップの無洗米で水550CC。
炊く鍋に入れて、米が白くなるまで吸水させ、沸騰するまで強火で、ふきこぼれそうになったら弱火で12分。あと1分強火で炊き、火を止め10分蒸らします。
非常時にいきなり炊こうと思っても難しいものですから、普段から月に1回は鍋で炊いてみる、など経験して慣れておくことが大事ですね。
野菜・果物
常温
- イモ類4~5個
- 玉ねぎ4~5個
- ごぼう1本
にんにく1個
缶詰・レトルト
- トマト缶2個
- コーン缶2個
パスタ用和風きのこソース(レトルト)2袋
レトルトのきのこソースは調味料にもなります。
乾物
- のり1袋
- アオサ1袋
- 切干大根1袋
- きくらげ1袋
- スライス干ししいたけ1袋
乾燥ねぎ1袋
乾物の戻し汁も利用できます。
インスタント食品はミネラル分が少ないので、のりやアオサをプラスしましょう。美味しさもアップします。
果物他
- 野菜ジュース 8缶
- フルーツ缶 4~5缶
バナナ 2~3本
避難生活は炭水化物に偏りがちになります。野菜ジュースは頼もしい味方になります!煮込み料理や雑炊にも使えます。
常温保存できるバナナやりんご・みかんは常備しておくといいでしょう。
肉類
缶詰
- ミートソース缶 2缶
- コンビーフ缶(ソーセージやスパム)組み合わせで4~5缶
焼き鳥缶2缶・鶏のささみ水煮缶 2缶
レトルト
- レトルトカレー 2袋
- 牛丼の素 2袋
- 麻婆豆腐の素 2袋(いずれも肉入りのもの)
生の肉は電気が使えない以上保存はできませんので、缶詰やレトルト食品で補いましょう。
魚類
常温
- 魚肉ソーセージ 4本
鮭フレーク 1瓶
缶・レトルト
- ツナ缶 4缶
- 鮭缶 2缶
- アサリやホタテの水煮 2缶
- 魚の蒲焼(または味噌煮) 4缶
レトルトのおでん 2食分
乾物
- かつお節(ミニパック)4袋
- 桜えび 1袋
ちりめんじゃこ 1袋
あさりやホタテの水煮缶は缶汁を麺類・ご飯等にだしとしてつかえます。
ツナ缶は油も栄養が豊富で旨味もあり、サラダにそのまま使えます。
蒲焼缶はそのまま食べるほか、野菜と炒めると栄養のバランスも整います。
豆製品
常温
充填豆腐100グラム×4個(またはロングライフ豆乳200ミリリットル×2本)
乾物
高野豆腐 1袋
缶
- 大豆水煮缶 2缶
- ミックスビーンズ 2缶
豆甘煮缶 2缶
充填豆腐は日持ちが2~3週間で、常温保存可のものと要冷蔵のものがあります。
大豆製品は肉代わりのタンパク源となります。大豆をつぶしてツナと混ぜて焼くなど、簡単な調理で主菜にもなります。
乳製品
ロングライフ牛乳200ミリリットル×2本
飲用としてのほか、スープやパスタソースにもなります。
ロングライフ牛乳は常温保存可ですが、スーパーなどでは冷蔵コーナーに置かれていることが多いようです。
汁もの
インスタントスープまたは即席味噌汁 6食分
温かい汁ものは欠かせないとのことです。
その他
- シリアルやクラッカー1袋
- 水煮うずら缶1袋
- 梅干4~5個・春雨 1袋
- こんにゃく1袋
- 海草サラダやカットわかめ1袋
- すりごまや麩1袋
- ジャム1瓶
- とろろ昆布1袋
片栗粉1袋
各家庭で日頃からよく使う食材が活躍します。使用中+予備1つを常備しておくと安心です。
調味料
基本調味料各種
- サラダ油
- ごま油
- みそ
- マヨネーズ
- ポン酢
- めんつゆ
スープの素
使用中+予備1つを常備しておくと安心です。
嗜好飲料・間食
- スポーツドリンク
- お茶類
- ジュース
- コーヒーなど
- チョコレート
- クッキー
- キャラメル
- みつ豆缶
- ナッツ類
- 羊羹
常温保存可のゼリー
甘いものや嗜好飲料は気持ちを落ち着かせてくれます。間食の用意も大切です。
家族構成や嗜好などを考慮して、各家庭にあった備蓄をしてくださいね。
アナログメモのすすめ
今はスマホやパソコンを使ってデータ管理ができ、家庭でもペーパーレス化が進んでいるかと思います。しかし、非常時に電気がなければ使えないこれらに頼るのはできません。
そういうときに、アナログメモが役に立つのですね。
- 家族、親戚、友人の名前
- 住所
- 連絡先
- 預金通帳や保険証の番号
- パソコンやカードのパスワード
これらを備忘録として記しておき、必要なものは家族で共有できるようにしておくと安心ですね。
さいごに
備えあれば憂い無し・・・。
非常食を準備!となると腰も重くなりがちですが、ご紹介した回転備蓄法でしたらお家のストックを見直すだけでOK♪
我が家は4歳・0歳の娘がおります。自分のためだけには動きづらいですが、母として子どもを守りたいという思いを原動力にし、彼女たちのためにも備えは万全にしておこうと思います^^*
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