赤ちゃんのあせもの対策は?病院に行くなら小児科と皮膚科どっちがいい?

夏の厳しい暑さは赤ちゃんにとってもつらいもの。

湿度の高い日本の暑さは、汗が蒸発しずらく、
赤ちゃんの皮膚にとって、夏はあせもとの戦い><!!

昨年の夏、次女Moonが初めて病院通いをしたのも、あせもが原因でした~(;´Д`)

実は汗腺の数は、大人も赤ちゃんも同じ
なんです。

ですから、身体が小さくて表面積が小さい上に、新陳代謝が活発な赤ちゃんはちょっとの汗でも汗まみれになってしまいます。

気を付けていてもあせもはできてしまうけれど、できてしまったらどうしたらいいか?
そして、なるべくできないようにするにはどうしたらいいか?

私の対策をお教えします!

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赤ちゃんのあせもの対策!

あせもはどんな症状?

頭やおでこ、首、手足のくびれたところ、わきの下、背中、おしりなど、
汗をかきやすいところや、かいた汗が蒸発せずにたまってしまうところにできます。

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あせもの種類にはざっくりと2種類あります。

 

  • 水晶性汗疹(すいしょうようかいしん)

 

 

赤みがなく、透明または白っぽい1~3mm程度の小さな水ぶくれ
が集まった軽度のあせも。
熱を出した時や、たくさん汗をかいたときにできます。

特に治療の必要はなく、おしぼり等でこまめに汗を拭きとるなど清潔にしていれば2~3日で治ります。
水ぶくれはむやみにつぶしてはいけません!自然にはがれ落ちるのをまちましょう。

早く直そうとして、つぶしてしまうと細菌感染してしまうおそれがあります!

 

  • 紅色汗疹(こうしょくかいしん)

こちらの方がいわゆる「あせも」として広く一般に知られている方ですね。
皮膚表面の汗を出す穴が、ほこりや垢などで詰まり炎症を起こすことで小さな赤いブツブツ
ができます。

かゆみがあったり、チクチクするような痛みがあったりします。

「かゆいよ~、痛いよ~」と言えない赤ちゃんは、かきむしってしまったり、
機嫌が悪くなったりするかもしれません。

これをかきこわしてしまうと、黄色ブドウ球菌という細菌に感染し「あせものより」という
ウミをもった大きなおできになってしまうことがあります(ToT)/~~~

ウミを持つだけでなく痛くて、熱を伴うこともあります。
頭やおでこなどの顔にできることが多く、放置しておくと髪が生えなくなったり
跡が残ってしまたりする場合もあるとか((((;゚Д゚))))

治療には抗生物質を使い、ウミをもってしまったら切開してウミを出さなければいけないこともありますので、
早めを受診をおススメします!

また、あせもは夏限定のものではありません。

冬は寒いから・・・と暖房をかけすぎたり、
厚着をさせすぎたり(通気性のよくないフリース素材など)すると、
冬でもあせもになります

おむつ替えなどの際には、肌状態をチェックして早めの対処をしたいですね。

では、あせもを発見したらどう対処したらよいでしょうか?!

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赤ちゃんのあせもは小児科と皮膚科どちらに診せる?

これはずばり、皮膚の専門家である皮膚科医がいいでしょう。

私の場合ですが、熱のみなら小児科、鼻水がたくさんでている上に熱があれば、中耳炎が気になるので耳鼻科と
症状によってかかりつけを変えています。
餅は餅屋・・・ということわざもありますが、やはり専門家の意見を聞きたいので。
昨夏にMoonに赤いブツブツができた時も迷わずに皮膚科にかかりました。

友人でも「赤いブツブツができてどんな病気か迷ったから小児科受診したけど、皮膚科受診を勧められた』
という人がいました( ゚Д゚)

ということで、ブツブツが広がってきたり、かゆがってかきむしったりし始めたら早めに皮膚科受診して下さいね。

どんな治療法をするの?ステロイド軟膏はこわい?

あせもで皮膚科にかかるとステロイド外用薬での治療になります。

ステロイド軟膏は即効性があり、早期回復が期待できます。
しかし、種類や薬の強さに応じて副作用もありますし、赤ちゃんの場合「なめる」ことへの心配もあります。

しかし、Sunが赤ちゃんの頃にお世話になったクリニックの院長先生からよく言われたこと・・・

  • お肌で起こっている皮膚炎を鎮めて、赤みを取る!

→真っ赤・かゆくてかく=赤い火が出ているという「火事」の状態

一刻も早く火を消す必要がある!
火を消すには水を何度もかけますね。

この水に当たるのが「ステロイド軟膏」です。
赤みができた初期段階から積極的に1日3回以上を1~2日の短期間で集中的に使用すること。
その方が長期にだらだらと中途半端に使用するより、はるかに効果的で副作用も出にくい。

  • 赤みが取れた後の、荒れたお肌をスキンケア!

→赤みがしっかりとれたお肌は火事の後の焼け野原と同じ状態。
ザラザラの荒れた肌が残っているので、お手入れが必要となります。
それが保湿剤を主として使ったスキンケアなのです。

※子どものメディカルスキンケアを目的にクリニックを開設した「岐阜県大垣市の平泉こどもクリニックHP」より

ステロイド軟膏は、このように炎症を鎮めてくれる重要な役割を担っているんです!
むやみに恐れず、お医者さんの指示通りしっかりと使うことが大事になります。

いつも皮膚科受診して思うのですが、お医者さんは「じゃあ、お薬だしますね~」とサラッと言います。
でも塗り方(1回にどれくらいの量を塗ればいいか?)についてはあまり話されません。

でも炎症が起きてる「火事状態」を鎮めるのに、薬の量が少なかったらなかなか治まらないですよね。

ですから、毎回私は薬剤師さんにこのくらいの炎症の範囲なら、どのくらいの量が適量か?確認しています。
フィンガーチップユニット」と呼ばれる薬の塗り方もありますが、思ったよりも多い場合がほとんど。

お医者さんも薬剤師さんも聞かないとなかなか教えてくれないので、声を発することは大事です(=゚ω゚)ノ

そして、炎症が治まったら次に大事なのが保湿。

平泉こどもクリニックの院長も「この保湿剤はいいですね~。市販のものでここまで保湿力が高いものがあるとは・・・」
と納得した保湿剤がこちら。

炎症後の肌は水分・油分も不足して保護膜がほとんどなく刺激に対して弱くなっている状態です。
保湿剤でしっかり保護膜を作ることで、あせもを繰り返さない肌にしていきます!

赤ちゃんのあせものケアは?

あせもにしないための、ホームケアのポイントをまとめました。

  • 過度に汗をかかせ過ぎないよう、風通しを良くしエアコンで室温を調節する。

エアコンの設定温度はだいたい外気温-5度が目安。
35度を越えるような猛暑日は25~28度くらいに設定すると良いです。
また、暑いからと下着を着せなかったり、ノースリーブを着せる事はNGです。
下着は汗とりの目的がありますので、必ず着せましょう。

  • お風呂上りにはしっかり保湿を!
    日中は汗をかいていたら、こまめにふきとる・着替えさせる

夏は乾燥する冬と違い、お風呂上りに保湿剤を塗ることを怠りがち。
でも、夏のお肌は強い紫外線やエアコン使用による乾燥で、結構過酷な環境なんです。
健やかなお肌を守るためには、お風呂上りにしっかり保湿して肌の保護膜を強固にしておくことが必要です(*´ω`*)

  • 暑い季節は行水やシャワーでさっぱりとさせる

こちらの記事で、夏の水遊びを取り上げましたのでよかったらお読みください♪
「赤ちゃんの水遊びをベランダ(マンション等)で0歳から楽しもう!」

  • かゆくてかきこわさないように、爪は短く
    切っておく

赤ちゃんの爪は薄いだけに結構鋭くて、お肌をかくとすぐに傷になってしまいます。
週に1回は爪切りの日を設定するなど、こまめに切ってあげて下さいね。

  • ベビーパウダーは不要!

天花粉やシッカロールなどのベビーパウダーは時に毛穴をふさいでしまい、トラブルの原因となることがあります。
ベビーパウダーより保湿剤でお肌自体のバリア機能を高めましょう。

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まとめ

あせもには大きく分けて

  • 水晶様汗疹

  • 紅色汗疹

とある。
紅色汗疹が悪化して「あせものより」やとびひになることを避けたいところ・・・。

ブツブツが広がってきたり、かゆがってかきむしるようなら早めに皮膚科を受診すること。
ステロイドを処方される際に医師や薬剤師に適切な量を確認すること。
短期間でしっかり塗って、治す!
赤みが治まったらしっかり普段よりしっかりと保湿を意識する。汗をふくたびに保湿する意識で。

ホームケアのポイント

  • 室温の調節をし、風通しのよい服装をすること。(汗とり目的の下着は必須!)
  • お風呂上がりの保湿を忘れない。日中も汗をかいたら着替えをさせる
  • 行水やシャワーでさっぱり
  • 爪は短く
  • ベビーパウダー不要

これで赤ちゃんのぴかぴかお肌を守りましょうね(*^▽^*)



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