我が家の日課のなかで、昼食後の13時~14時からがMoonとの生活場面の食事の支度時間です。
今日のMoonの物語です。
本を見ていたMoonは、
玉ねぎの皮をむいて、薄切りにしました。
冷蔵庫からにんにくを取り出すと、トコトコと近づいてくるMoon。
手に持って、眺めて返し、また去っていくMoon
にんにくも皮をむいて薄切りにします。
と鍋を取り出すと、エプロンがかかっているところに走っていくMoon。
そこで自分のエプロンではなく、私のもう一枚のエプロンをつけようとするMoon。
ダブダブですが、ゴムでしばるなどしてなんとかつけてあげます。
コンロの前に食事用の椅子(踏み台替わり)を移動しに登って来るMoon。
フライ返しを渡しますが、返してくるので私が炒めます。
見ているMoon。
ホールトマト缶をあけて、小さな泡立て器でトマトをつぶす様に促します。
缶の中に泡立て器を入れて上下に動かし、つぶしたり味見をしたりするMoon。
手を添えてトマト缶を鍋にあけます。
トマト缶に水を入れ、それを鍋にあけます。
Moonにマジックソルトの容器を手渡すと
顆粒のコンソメの袋を渡すと、勢いよくバッと入れ粉が鍋の外まで飛び散ります。
そして、コンソメの袋をチュパッと舐めるMoon。
卵を取り出しMoonに渡すと、強く台に打ちつけようとするMoon。
手をもって、台にコンコン打ち付け日々を入れます。
ぐしゃぐしゃっとなりつつも卵が割れます。
と泡立て器を手渡すと
とせっけんを指さし、卵の白身がついた手を洗いたいジェスチャーをするMoon。
手を洗ってから、卵を混ぜます。
鍋に流し込み、お玉でまぜるMoon。
おしまい
最後のところ・・・「指示&労い」が大事なところですが、無意識だとついつい「評価」したくなってしまうクセが出て、慌てて「労い」直した形ですね(;^_^A
先日のえんどう豆の会(子育ち講座のフォロー会)にてOBのHさんが「以前、1~2歳の子が台所仕事の最中に鍋のお湯をかぶってしまい、腕にやけどをして、跡が残るということがあった時、遠藤さんはとても悩んでいらした。
自分が、幼い子にも台所に入る様に言っているからこんなことになったのだろうか、と。
しかし、そのお母さんは自分の環境の整え方に問題があった、つまり鍋の柄がコンロから出ていてひっかかる形にしていたのがいけなくて、引っかからないように、鍋の柄は奥に回しておくべきだった、とおっしゃっていた。
遠藤さんが長らく悩みぬいて出した答えは「ケガをするリスクを負ってでも、私はこの子達を台所仕事から遠ざけることの方が、リスクが大きいと思う」とおっしゃった」とお話下さいました。
他のお家に伺っても危険回避のためにキッチンに入らないようにベビーゲートを取り付けるお家も少なくありません。
しかし、子育ちでは台所仕事も積極的に指示を出して関わらせて行きます。
キッチンには火の元を始め、刃物など危険を思わせる物が多数なので親としては気を遣うところ。
Moonもすでに料理中の鍋を触ってしまったヤケド経験者です(*_*;
ですが、一度「熱いんだ」と知ると同じ事は繰り返しません。
(不用意に手をだして触りそうになり、そこはガードしつつですが)
こうして体が覚えていくのだろうと思います。
遠藤さんがよくおっしゃいます「ご飯を運ぶとか、ちょっとした掃除をするとか家族のために何かをしてこそ『家族になる』ということ。それをさせないのは『あなたは家族じゃない』と言うのも同然だ!」と。
生きることは食べることなしには考えられませんので、その力を育むことはもちろんですが、
こうして家庭内で自分以外の誰かのために働いて、それが当たり前のことで、そうやって日常がまわっていく・・・それが肌感覚で身に付いていくからこそ、ひとりよがりな「自己肯定感」ではなく「全体のなかでの自分」を見出していくのではないかなぁ、と思ったのでした。
※なお、アイキャッチ画像はイメージ画像です(;^ω^)
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