先日のお風呂での姉妹の小競り合いの物語です。
Sun(5才2ヶ月)は5才になる前後から一人で顔も頭も体も洗えるようになってきました。
そう言って、一足先にお風呂に向かったSun。
5分程度経ってお風呂場に入ると、湯船の風呂フタをしめてその中に隠れていたSun。
そう言いながら、私はMoonを洗っていきます。
上から各部分を洗っていきます。
その間Sunは湯船で遊んでいます。
全身の泡を流します。
そういって湯船に3人で入ります。
そう言って、膝に乗ってくるSun。
自分も乗りたいと怒るMoon。
Moonを膝に乗せまいと、Sunは体を密着させてきてMoonが乗れないように妨害します。
片方ずつの膝に一人ずつ乗せるようにします。
私を何とか独占しようとするMoon。
小競り合いを始める二人。
そう実況中継を始める私。
そういって、上がっていくSun。
Moonと一緒に上がります。
体を拭いて、リビングに行き、Moonの身支度を始めます。
既に着替えて、ふくれっ面のまま黙々とおもちゃ空間を整えているSun。
にらみを利かせながらも、片付けを続けるSun。
洗面所で呼ぶとタッタと駆け寄ってくるMoon。
Moonの髪の毛を乾かし終わると、本を読みにリビングに戻ります。
足を踏み鳴らしてくるSun。
膝に抱きながら髪の毛を乾かしていきます。
そう言いながら髪をなでつつ乾かします。
徐々に顔つきが穏やかになっていくSun。
その後、歯磨きをして本を読み、キャンドルを持って布団に向かいます。
今日のお話ではさっきのケンカの話をします。
そう言ってキャンドルを消します。
おしまい
Sunは朝に「ママ、夢で合ったよね~(*^▽^*)」と言ってくることがあります。
一緒にドーナツ食べたとか、笑ったとか・・・マネで返していると子の常識にとらわれない発言に癒されます(*´▽`*)。
さて、ケンカの実況中継(外側からの映像を子に送り込むこと)をすると【怒る】【笑う】【恥ずかしがる】の3パターンの反応があり、大体の子は【怒る】と遠藤さんがおっしゃっていましたが、Sunも怒っていましたね。
そして、前回のB2講座の中で兄弟が何人いようとも母親はその一人一人に「あなたが他の誰よりも大事」と伝えていくこと。というのは私にとってある意味衝撃的なことでした。
講義録より・・・
例:赤ちゃんと一緒に上の子も泣いている状況だったら、上の子からケア。
上の子が「赤ちゃんがないている」と言っても、「いいのよ、あの子は放っておいても!」と「あなたが一番大事なの」というメッセージを伝える。
これは最初が肝心。
産院などから戻ってきたときなどにこうした態度を示しておくと、上の子は「いいよ、私は後で」と言えるようになる。
→赤ちゃんはまだ傷つくほど心が成長していないが、上の子は傷つくから。
上の子は母親の態度に満足すれば、泣いている赤ちゃんに対して「いいのかな・・・」と思って「赤ちゃんのところに行っていいよ」と言っても「いいのよ、あんなの放っておいて。」と子が「え?マズいでしょ、それは」と思うくらいやってしまうくらい徹底してしまった方がよい。
=嘘ではあるが、いわゆる「やさしい嘘」(物語の変更)
将来的に人を傷つけない「やさしい嘘」がつけるようになっていることが必要。
育児論的に「母親はやさしい嘘のつける人」であるということ。
これはファンタジーの世界。
兄弟が何人いようと、その一人一人に「あなたが世界で一番好き」と伝えていく必要がある。
そうやって「自分が一番母親に愛されている」と思った子は他の兄弟に対して「申し訳ないな」と思ったりする。
それは後々嘘であったことには気づくが、「やられたなぁ」くらいでそれによって傷つくことはない。
成長する前に「みんな平等に愛している」は傷つくもの。
私は3人兄弟の一番上、1才半違いの弟と5歳違いの妹がいる長女です。
小さい頃から両親から「あなたたちみんな、同じだけ大事」と言われていました。
そして、どこかで兄弟ケンカの仲裁の話で親が一つのまんじゅうを割って見せて、子に「どっちがよりおいしい?」と聞き、「もとは一つだったのを半分にしただけじゃん?だから比べられないよ」と子に対して「そうだよね、だから君も弟もどちらが大事かなんて比べられないよ」みたいなことを言う・・・のを見たことがありました。
「兄弟を比べてはいけない」と思っていた私にとって、母親が「あなたが一番大事」と「やさしい嘘」で伝えていく・・・大きく価値観が崩れました。
しかし、Sunに「あなたが一番大好き」と言うと癒される自分がいることに気付きました。
おそらく自分も母からそう言ってもらいたかった・・・そういう自分の中にいる幼い自分も同時に癒されるようなそんな感覚が得られているからでしょう。
子育ち修了生の妹も「子育ちをして、自分も育ち直している感覚」と言っていたことがありました。
子をありのままに認めていく過程において、自分自身への付き合い方も変わっていくのだろうと思いました。
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