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おもちゃ空間と机上空間の設置と片付け

おもちゃ空間・机上空間
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実践の柱の一つである「おもちゃ空間」「机上空間」の設置と片付けについてまとめてみたいと思います。

修了生の妹から「片づけは親の仕事なんだよ」と聞いたときは頭のなかが(・・?だらけになりました。
しかし、その言葉には深い深い訳があったのです。。

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Contents

おもちゃ空間の設置

  1. 台所か居間の一番見通しの良いところに位置を決める
  2. 一畳ほどのカーペットを入れる(めくれない丈夫なもの)
  3. 高さ60cmほどの背板のない棚を立てる
  4. 立ち上がって歩き始めるようになる頃までは、決めた位置と固定のカーペット以外にその子がいる場所へ移動するカーペット(バスタオルなどで代用可)が必要となる。その頃までは棚は壁付けとなるが、立ち上がって歩くようになったら棚で囲むようにする。

  5. 台所空間、ままごとテーブルを入れる
  6. 人形のベッドを入れる
  7. ついたてを立てる
  8. 屋根をつける

子育ち講座でのおもちゃ空間の例
img_2081

これを参考に我が家での設置の例(2016.11月現在)
img_2548

台所空間に使っている棚は元々TV台をリサイクルしたものだったり、手前の方が高さが40cm弱のオープンラックで低いのですが、あるものを活用しつつ、何とかモデルに近づけようと頑張っている感じです(;´∀`)

机上空間(知育的玩具)の設置

  1. 机上(90×60cm程度が理想)を置く
  2. 棚は遊びの空間と別に分け、棚と机はくっつけて置く
  3. 棚に置くもの・・・本・楽器・ゲーム・画材・工具・刃物・裁縫道具・折り紙・厚紙・木片・布・毛糸などなど。おもちゃではない遊びのための材料と道具が入ります。おもちゃ空間の材料は加工できませんが、机上空間の材料は自由に加工したり、分解したりができるのです。

ここは勉強ごっこ(お絵かき・楽器・ゲーム等)をやる空間。この机上空間が後に学習空間へと変化していく。
ここに材料と道具を大体の位置を決めて入れることで、子はパッと見ただけで全部を見渡せて一つ一つを認識して使うことができる。
これはつまり、その子が色々な面を出すことができるということであり、親はその子の姿から子の色々な面を受け取るということが大切になる。
こういう関係があってこそ、子は成長していけるのである。

講座では上記のおもちゃ空間の後ろにチラッと写っています。

我が家での設置の例(2016.11月現在)
img_2578

おもちゃ空間に隣接する形になっていて、「棚と机・椅子をくっつける」形になっていないことや、1才の「おさわり全盛期」のMoonがいるために、道具類はラックにしまわれている形にはなっています。
そして、机上の机は3才の時に祖父母からプレゼントしてもらったものなので少し狭い(45×60㎝)ので、ちょっと何かやりだすとスペースが足りずに、ここには写っていませんがソファの上に広げてやったりしていることが多いのです(;´Д`)

追々検討が必要ですね・・・。

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片付けは親の仕事

長年「片付けなさい!」と親や学校などでも言われてきましたし、それが当たり前だと思ってきたので、好きなだけ遊んでその後片付けは親がやるなんてナゼ?!という思いでいっぱいでした。
しかし、B1講座で遠藤さんはこうお話されました。

昔の子に比べて圧倒的に貧しくなっているものが自然(土・水・木・大気・光・小動物・昆虫)。

自然は自由(好き放題にできる、自然は自然に自然が片づけてくれる=片づけることを強いられない)
今は子の周りに自然が失われてきているため、おもちゃ空間・机上空間は室内に自然を再現している。
であるから、おもちゃを元通りにすること=片づけることは大人の仕事。
机上空間も扱い方や片づけ方も一つ一つ指示するが、最終的に片づけは親の仕事。

これを聞いたときになるほど!!と腑に落ちました。
それまで夫は娘たちが好き放題の遊び、散らかった状態の時に「片付けないと捨てちゃうぞ~!」なんて言ったりして「俺はさ、片付けを教えることも大事だと思うんだよね」と言っていたのですが、この講義を聞いてこう夫に話しました。

あなたはさ、高山の野山を縦横無尽に駆け回って遊びまわったでしょう。

夏になれば友達と連れ立って川遊びに夢中になってたって言ってたじゃん?そうやって思いっきり遊んだ時に誰か「片付けなさい!」て言わなかったでしょう。

そうやって思いのままに遊べる場が子の子達にはないでしょう?その思いきっり遊ぶ場をおもちゃ空間で再現するんだって。だから片付けは強制しないで親がやる仕事なんだってさ

夫は「ふぅん(;´・ω・)」といった感じ、それ以降は「捨てちゃうぞ~!」と脅したりしなくなりました。

まぁ、子育ち的に言えば母親の在り方として「片付けは親の仕事」と認識することが大切なのであって、周り(父親や祖父母を含めた他の人)がどう言おうとあまり関係ない話ではありますが、母親の基本スタンスを伝えたわけであります。

おもちゃ空間を片付けるタイミングは、子の遊びの区切りを見て、遊びが移り変わったときなどです。
私が片づけ始めると「もう~!また後で遊ぼうと思ってたのに。」と文句を言われる時もありますが、「また後で遊ぼうと思ってたんだね~」とマネで返しておきます。

一番大変なのは材料(チェーンリング・花はじき・どんぐり・フェルト玉)を混ぜられた時・・・。
パパっと元に戻す、というわけにはいかず、腰を据えて仕分ける必要があるからです。

受講生の自主勉強会で悩みをシェアし合った時「片付けは親の仕事って分かっていても心が折れそうな時がある」という声がありました。
また生活の節目(食事の前や寝る前など)で「おもちゃを元に戻す」ということが習慣として入れらないか、ということも話し合われました。

このことについてえんどう豆の会で相談したところ、OBのHさん、HRさんから「家に一人コビトを住まわせるといいわよ~。で、たまに「あれ、コビトさんが持って行っちゃったかしら?!」って本当にお鍋一個隠しちゃったりして、後で戻して「もう遊び終わったんだね」とか言ったりね。」と小技を伝授して頂きました。

そのお話をSunにしたところ、

Sun

え?!そうなの!

そっか・・・コビトさんお仕事いっぱいしてるから、たまには遊びたくもなるよね。でもおもちゃ持っていかれちゃうのは困る!

Sunはその数日前に小児科の待合室で白雪姫の本を読んだことを思い起こしたようです。コビト=7人の小人で毎日一生懸命働いている・・・と。

それからは、夜寝る前に歯磨きをして本読みをする前におもちゃ空間を元に戻す、というルーティンが一つ加わり、かなり負担が軽減されました(*^▽^*)
このことを「コビト作戦」を聞いてからの2か月、毎日の習慣となっていますが、「親の仕事」という認識は崩さずに期待せずに見守りたいと思います。

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