先日、金森明先生のワークショップがあり参加してきました。
そのなかでタイムで煽られつつ15分間ひたすら計算をしまくる、という体験があり頭が痛くなりました( ;´Д`)
10年程前の担任経験を思い出し、子どもたちに何ということを強いていたのかと、今更ながら申し訳ない気持ちになったのでした。
今回のワークショップ、子育ち仲間にも声掛けしたところ何人か来てもらいましたが、概ね好印象だった様子。
私が考える子育ちとどんぐりは「子をありのままの姿で受け止めて、親は教えず、子が自ら育つ力を信じて、環境設定するのみ」という本質が共通しているので、受け入れやすいのだと思います。
子育ちっ子は、生活の指示や物語によって「イメージ」することは出来ていると思いますが、それをオリジナルの絵図で描き起こす、というところがどんぐりメソッドにおける思考回路養成の非常に大事なところになります。
それは非常に繊細で複雑な回路であるために、反復・大量・高速・コピー学習という単純な回路を強化されてしまうと全く育たなくなってしまうのです。
それが、ワークショップの計算地獄でよく分かりました。
どんぐりにおける「宿題制限」はそのためにあるのですね。
どんぐりメソッド導入に際して「理念も手法も素晴らしいけど、宿題制限はちょっと・・・」ということがよく言われますが、やはりせざるを得ないと思います。
かつて「うさぎ跳び」が下半身の強化にいいと学校現場でも盛んに取り入れられたけれど、実は膝の故障の原因になることが分かって廃止されました。
宿題の定番「計算ドリル」「漢字ドリル」も基礎学力の定着を目的に出されていますが、実は思考回路養成の妨げになっていることを学校現場が知らないだけです。
子の思考力が育つ環境を守れるのは親しかいません。
「宿題をやらない、なんて無理!」とハナから否定するのではなく、覚悟をもって真摯に対応すれば、それも可能であることがどんぐり実践者の先輩方の様子(HPの過去ログやblogなど)からもよく分かります。
Sunは来年小学生。
宿題が始まるのはGW明けくらいでしょうか。
どう反応するかな?「あ」ばっかりいっぱい書くのたいへ~ん!計算こんなにいっぱいできない~!って言うかな。
そうしたら「大変だよねぇ。できないよねぇ」とマネで受け止め、文字だったらホワイトボード(約43㎝×60㎝位の大きさ)に「1回大きく書いてごらん」とイメージフィックス法で書かせたら「あとはお母さんがSunの字で書いとくね♪」っていう方法で、
計算問題ズラズラに対しては、一番難しいものを1問筆算で取り組み、あとは答えを指示してサッと終わらせようとか色々想像しています。
ここでもマネと指示、子育ちの基本作戦で行こうと思っています。
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