Sunはこの4月に小学校に入学し、本格的にお金との付き合いが始まりました。
まずは、子育ちにおける【お金の与え方】を復習してみます。
Contents
子育ち的お金の与え方
・現金と口座(金融)に分ける
【金融】
・生まれると同時に、その子の用の口座作成する。
例えば・・・出生体重で入金すると記念になる。byゆうちょ銀行CMより
・お祝いなどで頂いたお金をそこに入金しておく。親が遣ってもいいが、ゼロにしないように増えて行くようにしておく。
・6才~は一緒に入金しに行く。
→自分の口座に入金されて貯まっていくことが分かっているので、やたらに手元においてガシャガシャさせておくことにならない。
・13才~は通帳・印鑑・カードを渡し、好きに使っていいよと言っておく。(残高は数十万入っているとよい)
これは子にとってすごく自信になるとともに、後述のメディアと連動していく。
【移動メディア】スマホ・ノートPC・タブレット端末
13才からスマホを与えることについて
①ハード(端末):プレゼントすればよい。
②アプリ:「付き合い方」であり確立しているという前提
③通信費:親が通信費を出せば他人のお金なのでやりたい放題になるのは当たり前。
契約の際に、父親が通信費は子の口座から引き落とされるように設定の手伝いをする。←自分のお金なので無茶しない。
親も丸投げにせず、こまめに記帳するように声を掛けた上で、時々チェックを入れる。
の3つの面がある。
【現金】
【4才くらい~】
駄菓子屋・祭りの屋台・フリーマーケット(コミュニケーションに大きな比重が置かれている買い物場所。コンビニや自動精算のスーパーとは違う)で現金を遣う体験を行い、「買い物の基礎体力」をつけていく。
駄菓子屋も徒歩圏内になければ車で連れて行ってもよい。
じっくりと時間をかけて、店内を見回り選んだ上で(パッと見で決めず、全部を見てから)決めるように伝え、子に何か聞かれたら店の人に聞くように促す。
駄菓子屋:50~100円、祭りの屋台・フリーマーケット:500~1000円
【6才~】
・定額のこづかい 学年×100円、こづかい帳と共に渡す。
・買ったものと金額を書き、毎月10日までに請求に来るように(10日を過ぎたらなし)と伝える。
(最初はもちろん書けないので、聴き取りをして書いてあげる)
【9.5才~】
・家庭内で「働く」ことをする。
例:家のことではなく、親の趣味のことをやったらこづかいを渡す。
昔は父親の酒・たばこのおつかいだったりができたので簡単だったが今は無理なので、積極的に作ってあげるとよい。
・まとまったお金が欲しい(辞書が欲しいから3000円が要るなど)時は、「お父さんと交渉してください」と父親に振る。
自分の現金と口座のお金と、親の財布と・・・子はこの3つをどうするかを考えて父親と交渉して決めていく。
【13才~】
定額800円/月になるが、足りない場合が多いので父親と交渉して月額を決めていく。
子と父親の関係に任せ、母親は関与しなくてよい。(もちろん相談されたら応えるが)
【15才~】アルバイトさせる。
高校生になったら、社会で働く経験を積ませる。
バイト先は父親が見つけ、担任に「家の方針でバイトをさせる」と父親が通告(≠許可)しておく。(日本は男社会なので、母親だと聞いてもらえなかったりする)
※世界的にみると、日本のように子に現金を与える国はまれ。
アメリカの場合は徹底していて、収入に関係なく子に現金は与えずにペンキ塗りだったり何かしら自分でお金を稼ぐ。
Sunの場合
【金融】
Sunが生まれた時にゆうちょ銀行で定期口座を作成し、それからお誕生祝いや入園祝い、入学祝いなどイベントごとに頂くお祝いや毎年のお年玉を入金してきました。
今年のお正月には祖父母から5000円のお年玉をもらったSun。
遣い方を相談した結果、「キャプテンリノ」(1910円)カードゲームを購入。ちなみにこのゲームはアクション系のゲームでカードを重ねてビルを建てていきます。対象年齢が5才以上ですが、もうすぐ4歳になるMoonもちょっと手助けしてあげれば参加できます。お休みの日には近所の子も一緒に盛り上がったので、おススメです♪
残金を入金するか、手元においておこづかいとするか相談した結果Sunの強い主張でおこづかいとすることになりました。
Sunのこの主張は、最近で言えば、入学祝いや七五三祝いなども一緒に口座に入金しに行ったのですが、やはり一度銀行に預けてしまうと手元からなくなり「自分のコントロールできるお金ではない」という感が強くなってしまうからだと思いました。
現金
過去記事でもありますが、Sunが年長さんのときに月に一度50円を持って駄菓子屋さんに通いました。
そしてこの4月に小学校入学と同時におこづかい制を開始。
子育ちでは「月に学年×100円」とありましたが、これは30年前の私が小学校の時と同じ値段で、そのころから物価も上がっていることやある程度のお金を持たせて遣う経験も大事だと夫婦で考えた結果、「10日で100円」としました。
おこづかいの日は「1日、11日、21日」でカレンダー(冷蔵庫の横に、ダイソーで買ったカレンダーでホワイトボードマーカーでSunやMoonの予定やお出かけの予定などを書き込んで貼り付けています)にマークしてあります。
4月当初、Sunは1か月おこづかいを貯めました。4月の末に近所の神社で祭礼があり1000円を渡し、買い物する経験をしたことが引き金になったのか「遣う楽しさ」に目覚めたSun。
5月になっておこづかいをもらうと「ずっとやってみたかった【ガチャガチャ】をやる」と近所のスーパーに行きました。
それからは200円~300円貯まる度にガチャガチャに遣ったり、100円ショップでおもちゃを買ったり、私にねだっても買ってもらえなかった【バスボール】(中におもちゃが入っている入浴剤)を買ったりして楽しんでいました。
お金を扱い始めた最初は一緒におこづかい帳を記入しながら、数字と実際に手元にあるお金を数えましたが、
5円玉と1円玉5枚と10円が同じ金額であることや、10円玉10枚と100円が同じであることがなかなか腑に落ちない様子のSun。
ある日は200円のガチャガチャをやりたいけれど、500円玉しかもっていなくて「これじゃできない・・・」と言っていたのを500円を両替して100円玉5枚になることなど、体験として学んでいきました。
こうして遣うことを楽しむこと3ヶ月・・・8月に入ってからは貯めモードに入り10日ごとに増えて行くことを楽しみにしだしました。
10月半ばには1000円を超えると「ママが持っているような、紙のお金にして欲しい」と言い100円玉10枚と1000円札を交換してあげると誇らしげな表情。
おこづかいの日が来るたびに「これで〇〇円になった!」と嬉しそうに記帳していきました。
そしてお年玉を頂き、手元の現金が一気に5000円を超えてきました。
「Sunね、本当に欲しいものがあるまでお金貯めておく。ガチャガチャとかはもうやらない。その時は欲しい!って思ってもあとから後悔するもん」と言っていました。
一緒に買い物に行った時も「これ欲しいな」という時もありますが「おこづかいで買えるね!」と返すと「やっぱりいらない」となります。
自分のお金を出すとなると、本当に欲しいのか?という意識になるのですね。
「あれ買って!これ買って!」攻撃がないので親としては非常にありがたいですね(*^▽^*)
また私がどんぐらーさんにおススメされて読んだこの書籍「パパ銀行のマネー哲学」も興味深かったです。
絶版でAmazonのマーケットプレイスで12000円以上の高値でしか買えませんが、私は図書館で借りて読むことができました。
「パパ銀行」とは、著者が子の金銭教育のために、家庭内で独自のルールで作った架空の銀行です。
「パパ銀行」のシステムを通して子に貯金をすることの大切さや、いかに計画的に自分のお金を運用していくかといった術が実践的に書かれていて非常に面白いです。
読書記録をEvernoteで作成しましたので、手に入らないけれどどうしても内容を知りたい!という方は共有リンクを差し上げますので、お問合せフォームよりご連絡下さい。
今後のおこづかいですが、9.5才まではこのまま10日に100円(月額300円)の固定でいこうと考えています。
それから子育ち理論の通り、家庭内で【働く】ことでおこづかいを増やしたり、必要であれば父親と交渉してもらったりしようと思っています(*^^)v
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