本日(5/6子育ちサークルZoomミーティングで)遠藤さんにチラッとお話頂いたのですが、学習の場面にも2パターンあるそうです。
それは「生活」由来の学習場面と、「遊び」由来の学習場面の二つだそうです。
「生活」由来とは、いわゆる「読み・書き・計算・音読」などの基礎学力といわれる部分です。
「遊び」由来とは、どんぐり倶楽部のいうところのイメージ操作(移動、変形、連想、比較)の学習です。
学校から課される宿題は「生活」由来、ということですね。
アフターコロナの令和時代に求められる人材とは、AIやロボットにはできない仕事ができることです。
「読み・書き・計算」だけ強化していては、仕事がなくなってしまう時代…。
「遊び」由来の学習ができる「どんぐり倶楽部」の教材は本当にうってつけですね。
遠藤さんからご指摘を受けてナルホド!と合点がいきました。
Contents
我が家の宿題事情
どんぐりでは宿題の形だけの
「読み・書き・計算(=教科書の音読。多量の書き中心の漢字ドリル。暗算練習中心の計算ドリル)」は
お粗末3点セットと呼ばれています(;^_^A
これをお見事3点セットに変えるには
・計算(筆算):暗算はしない、速さは不要。1日に2~10問限定で筆算で書き起こせるようにすること
・漢字:書いて覚えようとせず、正しいお手本を目にすること。書きは一文字1回程度5文字を限度とする
・音読:教科書に限定せず、読みたいもの(絵本、辞典、新聞など)を自分のリズムで楽しく読むこと。
以上の3点になるように調整します。
東京にいた時の1学年時は、再任用の年配の女性の先生で私は宿題調整についてお話することに自信がなく、ドリル類は代筆提出していました。
しかし2年で岐阜に転校してから、若い男の先生で柔軟性がありそう!と感じたことと、岐阜のドリルの宿題の多さに代筆を断念して、調整することへの協力を仰ぎました。
そして快諾していただき、2年時を過ごしたのでした。
小3になったSunは4月当初担任の先生に翌日に面談を申し込みました。
旧担任から我が家の宿題調整の方針については申し送りがあったため、大変スムーズでした。
遠藤さんは「我が子だけに特別扱いしてください、とか学校に言うのは無理でしょう」とおっしゃっていましたが、
私自身の数年の教員経験から言っても、学力については家庭環境に大きく左右されるので、「学校にお任せ」ではなく、子の教育については保護者と協力していきたいと思っているのです。
十人十色の子ども達のそれぞれの個性を伸ばしたいと先生方も思っていますから、真摯に話せば必ず通じると思うのです。
担任の先生も、一人一人に合った宿題があってしかるべきなところ、
現実的にそれは難しいわけですから、お母さんの方できちんと把握していただけるのであれば有難いことです、とおっしゃいました。
だんだん中学年になってくると友達同士でなぜ彼女だけが特別扱いなのか?と周りから批判された時のSunのことが心配である、ともおっしゃいました。
その際は、Sunが高度な算数の文章問題に取り組んでいることも、周りにお話しする機会ももつかもしれませんが、その都度相談しましょう、ということで、
大変好意的に受け止めていただきました。
去年と同様に今年も「宿題調整ご協力のお願い」文書もありますが、もしご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、
mom.is.thesun☆gmail.com (☆→@マークに変えてください)までご連絡下さい。
evernoteの共有機能を使ってお送りします( `ー´)ノ
と言うことで。。。
学校から課題を受け取る時も、これを参考にSunのペースを見て進めて下さい、と言われていました。
どんぐりの問題を解き終わったあとに、漢字やら計算練習にとりくんできました。
しかし、提出日の7日が見えてきた5月3日のことです。
前日までの快晴とは一転しての曇天☁
朝ごはんのあと、家族で床拭きや窓ふきを終えると夫は庭へ。
Ocean(1才11か月)とMoon(5才2か月)も庭へ出て行きました。
Sunは「ふー」とため息をついて、リビングのラグの上でゴロゴロ・・・
しばらくすると、棚から漢字練習帳を出して書き始めました。
同じ字を何度も練習することのないように、私が埋めておいたのですが、5ページくらいの量を小一時間くらいやっていました。
その午後のどんぐりタイムのことです。
3MX74
前日に3MX73の「1mのリボンを3/4(4分の3)使うと残りは何㎝になりますか」という問題をやっていた後でしたから、
と選んだ問題でした。
しばらく考えて、メジャーを出してきて3mまで伸ばし、40㎝ごとに鉛筆を置いていくSun。
床においたメジャーにMoonが触ると、「動かさないで!!」と怒ります。
私は「イメージがつかめたら、あとは絵で描いて下さい」と言いました。
メジャーをしまい、クロッキー帳に向かうSunですが、メジャーに鉛筆を置いた絵を描いたまま動けなくなっていました。
どんぐりで大切なのは、自分のオリジナルの絵を描き起こして、それを操作していくこと。
実際にメジャーを出して答えを導くなんてルール違反!という私のトゲトゲビームを出していたのでしょうね。。
この日は重い空気で終わりました💦
翌日も同じ問題にトライ。
始める前に「メジャーを使ってもいいけど、イメージを掴んだら絵で描いて下さい」と伝えます。
40㎝を10のまとまりで描き、1mは100㎝だから10が10個・・・と描いていきます。
そして40㎝が2本だと80㎝、80+80=160、160+160=320だから3mを超えてしまう。
8本だと足りないから、7本だ!と答えを出しました。
昨日とは違って絵で操作していました!(^^)!
思考するとは、イメージを変形したり、移動したり、連想したり、比較したりすることです。
算数というと計算ドリルに向かってたくさん計算をしていると…親は「うんうん、勉強している」と安心しますが、
そこにイメージ操作はありません。
なので、学校の宿題をそのままに子課すことは、とてもリスクのあることだと思います。
遠藤さんからも
「毎日少しずつ、なんだよ~。
一気にやったあとに「遊び」由来の学習はできないって。頭の使う部分が違うらしい」
と言われました(;^_^A
さて、私は昨年11月からどんぐり教育研究会という糸山先生の一番弟子の吉田ひろみさんという方が運営されている会の指導者養成講座を受講しています。
糸山先生のPILOT(指導者養成コース)も受講したのですが…なかなか腑に落とすことが難しく、レポート提出も途中で挫折(◎_◎;)
実際に答案を添削してもらえるこちらの講座を受講しています。
年長さん(0MX)~4年生問題(4MX)までリーダー認定を受け、準拠教室を開ける資格も得ました。
でも、お教室を開くとすると放課後になります。
すると、「母親業」に支障がでるため、せめてSunが6MXを卒業するくらいまではお教室開室は難しいかなぁ、なんて思っています。
現在10年間使わなかった教員免許を復活させ、学習支援の仕事をしようかと思っています。(免許の関係と、教育委員会からのオファーがマッチすれば)
順調にいけばもしかしたら夏辺りから現場に復帰するかもしれません。
10年も教壇から離れて、時代は大きく変わりました。
今の子ども達の現状と、必要な支援は何なのか見られるチャンスとしたいな、と思っています。
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