コロナ自粛期間中に放送大学で免許更新講習を受けて、教員免許を復活しました。
運よく教育委員会からオファーがあり、
小学校5年生の学習指導補助の仕事に就くことになったのです(@_@)!
教壇を離れて早12年…
もう二度と戻ることのないと思っていた学校に戻ることになりました。
教員経験はたったの3年、特別支援学級と小学校1,2年の担任しかしていない私。
5年生の算数を教えることになりました。
Contents
日課の練り直し
勤務は次女Moon(年長)の幼稚園の時間に合わせて9時から13時の4時間です。
朝、長男Ocean(2才)を保育園に送ってから、Moonを幼稚園に送ります。
8時10分に出発するまでに、
朝ご飯の後も片付けて、洗濯物も干して行きたい、、、ということで家族会議を開催。
俺が洗濯物やるよ。
朝6時くらいから回して、7時過ぎにご飯食べたら干して行けば間に合うし。
片付けるのは、夜子ども達が寝た後にやるから。
かつて、Sunの育休明けに夫が洗濯担当をしてくれていたのです。
これを復活してくれるとのこと!
私は今の日課だと、6時からお弁当作りして大体6時半から朝ごはんだよね…。
で、Oceanのお世話や朝ごはんの片付けもあるね。
今私が朝ごはん準備してるの、学校が始まってもできるからやるよ~。
コロナ休校中に担ってくれるようになった朝ごはん準備を継続してくれるとのこと!
MoonはOceanのお世話するわ!お着替え準備したり、遊んだりする!
みんなそれぞれできることをやってくれようとする姿に感謝。
ということで、私自身朝やっていた仕事が家族に分散されることになりました。
朝型スタイルの私は4時台には起きて、書斎にいます。
夜明けが早い今は、Sunは大体5時過ぎに目を覚まします。
隣で本を読んだり、一緒にお茶を入れて飲んだりします。
6時が近づくと1階に降りて私は夫のお弁当を作り、Sunが朝ごはんを作ってくれます。
3月から定着している日課なので、この1週間無理なく進められた感じがします(#^.^#)
Oceanの初めての保育園
4月に入園式だけしたものの、すぐに登園自粛になってしまったので、
6月から慣らし保育が始まりました。
1日目:8時半~10時半までの滞在中ずっと泣きとおしたOcean。
声を枯らして帰ってきました。
2日目:別れ際大声で泣いたものの、しばらくすると泣き止んだそうです。
3日目:私は健康診断があったので、夫が送ってくれました。
ベビーカーで送ってくれたのですが、降りる際に夫を見つめ「パパ・・・」と言ったそうです。
夫がギュッと抱きしめると、泣かずに別れられその日は泣かずに帰ってきました。
4日目:私との別れ際、すこし泣き顔になりかけたものの堪えて別れました。
初めて給食を食べて帰ってきました。
5日目(1週目最終日):泣かずに別れ、給食も食べて帰ってきました。
6日目(2週目初日):週明けで心配したものの、落ち着いて過ごせた様子でした。
7日目~9日目:お昼寝明けの14時まで園で過ごしました。
「新入園児とは思えない程落ち着いている」と言われました。
10日目(2週目最終日):午前中のおやつの後から、ずっと泣き続けお昼もしゃくりあげながら食べたそうです。
「ずっと我慢していたんだね」と言われました。
帰宅してからは、姉二人と飛び回り元気に過ごしていました。
園で頑張っていることを聞き、胸がキュッとしたのでした。
11日目(3週目初日)~13日目:勤務開始です。
10日目と同じようにおやつの後、淋しくて泣けてしまう姿があったそうです。
14日目:1か月遅れでお誕生日のお祝い、ということで朝門のところで先生から「おたんじょうびバッジ」を着けてもらいました。
その特別なバッジに誇らしげな表情をするOcean。
この日は泣かずに1日過ごせました。
15日目(3週目最終日):朝別れる時から、14時のお迎えまでずっと泣かずにご機嫌で過ごせたそうです。
・・・と今現在こんな様子です。
1~2週目はよそゆきの姿で「頑張って」環境に慣れようとして、
3週目に入ると淋しい時は泣いてもいいんだ、
ちゃんと受け止めてくれる大人がいるんだ、
ということを確かめていっているのだな、と感じました。
久しぶりの学校現場
私にとって「算数」は苦手意識のある科目。
なので、「分からない」という子の気持ちはよく分かる!
今は小数のかけ算の単元をやっています。
例えば、「1㎏500円の肉があります。この肉を0.7㎏買うと値段はいくらですか」という問題。
二重数直線を使って考えようというのです。
今までの学習が積み重なって、すっきり理解できている子にとっては、
この二重数直線はシンプルで、説明しやすいのだと思います。
しかし、途中でつまずいてしまっている子にとっては、
まず数字という抽象化されたものから、
またさらに抽象的な直線上に表さなければならない、という難しさを感じました。
分かってないから、とにかく教科書に書いてあるように数字を当てはめてみる…
そんな子達が何人もいました。
なぜこのようなまわりくどいやり方をするのか、というと
既習事項の整数×整数のかけ算にもっていくためのもの。
そして、小数のかけ算では途中までは、整数とおなじように計算して、
最後に小数点を移動させることがポイントなので、このように10倍にしたら
10で割り、
10倍を2回したら、100で割る・・・小数のかけ算筆算導入のための授業でした。
う~ん!分かりにくい!!
教科書は習ったことを覚えて、パターンに当てはめて・・・と進んでいくのですね。
算数は公式を覚えて、パターンに当てはめて解くものだ、と思っても仕方のないことですよね。
そして、定着のために「10分で20問やって」と言われて、高速計算をする…
子ども達本当に頑張っている…そう感じました。
しかし「思考」とはイメージ化して移動・変形・連想・比較する、ということでした。
このような算数の授業の中では残念ながら
「思考する」場面は極めて少ないと感じたのです。
数直線で考えましょう、と言われた時点でイメージ化はできませんよね💦
数字を単に操作することしかなく、そこには量感も湧きずらいし、実感も伴いにくい。
校長先生も学校だよりのなかで書いてらっしゃいましたが、
教育の在り方は明治以降ほとんど変わっていません。
時代はこんなに進んだのに、です。
これからの時代、単純労働はロボットやAIが担ってしまう時代です。
思考力、イメージする力を養っておかなければ時代についていけなくなるのでは・・・?
そんな危惧をしています。
私たちはそのために「どんぐり倶楽部」という心強い味方がいます。
しばらくすると、少人数クラスも担当するかもしれません。
その時に備えて、どんぐりの理念(イメージ化して操作する)を教材化できるか研究しておこうと思います。
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