二人とも小学生になり、否が応でも二人を比較してしまうような環境になりました。
「愛情のキャッチャー~感覚と知覚で受け止める」の記事でも書きましたが、
1年生になったMoonは、この一件以来本来のペースを取り戻しつつあります。
登校班でも周りの人に話しかけられると、飄々と答えるMoon。
対するSunは・・・帽子を目深にかぶり、人に話しかけられないようにしてる、というのです。
なんで?と聞いたことがありますが、
「だって人としゃべりたくないんだもん。」と言います。
下校時に、通学路の途中の公園でMoonとOceanを遊ばせていたことがありました。
集団下校してくる集団のなかで、
ワイワイとしゃべる集団から少し離れて一人であるくSun。
こういう姿をみると、
親としては心がざわつきます。
しかし、学年下校で同じクラスの女の子と二人で帰ってくるときは、
おしゃべりを楽しんでいるような様子もあります。
この光景から
「あぁ、人と良好な関係を作れないわけではないのだ」と安心します。
ということは、
大勢の人がワイワイと取りとめもなく話す場が苦手であって、
そういう時は、そっと一人になることを選択している、ということが分かりました。
これが、Sunを観察して得た私の考察です。
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夫婦で価値観の共有
SunとMoonの登校班の第1集合場所は、ゴミ捨て場の隣です。
ゴミ出しの日は、夫がSunとMoonの登校時間に合わせて、捨てに行ってくれます。
先日の朝、
ゴミ出しから帰ってきた夫が洗濯物を干し(洗濯は夫の担当なのです)ながら言いました。
Sunは、なんでみんながいるところだと閉じてるんだ…?
私も気になることあったけどさ、その状態が心地いいって選択しているSunを受け止めるのが大事だなって思って。
私は、結構人といる時は会話をリードしたくなるタイプなんだけど、
そうやって社交的な方がいいっていうのは私の価値観であって。
それを彼女に押し付けたら、彼女を苦しめることになるなって思って。
そうだな~、俺も大勢が集まった時は無口だったな。
人から、「大人しいと思ったけど、結構おしゃべりなんだね」って言われたことあるわ。
そうそう、人は多面的だからさ、関係性によって色んな面が引き出されていくよね。
今の登校班だと、そういう状態であるっていうだけでさ。
これからの出逢いでまた色々な面が見えてくるよ。
それをとにかく見守っていこう。
うん、そうだな~。
孔子による論語でも
論語の一節にこんな言葉があります。
→子曰く、人の生や直し。
これをしいて生くるや、幸いにして免かるるなりと。
下村湖人さんによる論語物語による訳は、
人間というのもは、正直でなければ生きられない。
それが常理である。
不正直で生きているものもあるが、それは幸いにして
免れているに過ぎない。
子育ちの柱のひとつ
「マネで返すことによって ありのままを受け止め続ける」
自分に嘘をつかない自分(ありのままの自分)を大事な人に受け止め続けられたことによって、
常理に沿った生き方ができるのではないでしょうか。
子育ちがいかに本質的であるか、考えさせられたのでした。
おまけ:鼻風邪をひいたMoon
さて、我が家のMoonさん。
本日「頭が痛い」と休んでおります💦
朝一で「頭がいたい・・・」と訴えてきた時、
「あらら、とりあえず熱測ろう」と言っても平熱。
うん、とりあえず着替えてさご飯食べてみよう、と促すも、
「いや。学校には行けないもん」
とあっさり休むことを決断。
着替えることも拒否…。
聴力検査でもひっかかっていて受診を促す手紙も来ていたので、耳鼻科へ。
Moonは最近の寒暖差もあり、先週あたりから鼻風邪をひいています。
濃い鼻水が鼻の奥にたまって、うまくかめないために、
風邪が長引いている、と耳鼻科で言われました。
医師からは、下敷きに紙人形を置いて、鼻息で飛ばす遊び方をして、
鼻から息を出す遊びをするといいと教えてもらいました。
そしてフンッと強くかむ癖をつけてしまうと、
今は力が弱いから鼓膜を痛めることはないと思うけど、
成長して力がつくと、鼓膜を痛めて中耳炎になっちゃうからね、
ふ~~ん!と2秒くらいかけて長く鼻息を出す練習をしてね。といわれました。
また、鼻をかむとスッキリするよね、気持ちがいいよね、と言って、
そのスッキリ感に意識化していくことも重要といいます。
それは、お母さんが「ほら、かむよ」とずっと傍についてはいられないから。
スッキリ感を味わったら、一人の時でも自分からかめるようになるのだ、と言われました。
生活における「指示&労い」と一緒の効果ですね。
家に帰ってきて、ティッシュを割いて机に置き、
「鼻息大会しよう。遠くまで飛ばせた方が勝ちね~。」
とやってみました。
どうしてもフンッと!強くしか出せない様子のMoon。
これは根気よく指示だしをしていくことですね。
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