次女Moonが小学校に入学して1か月が経ちました。
昨日の夜夕食を終えて、リビングに放置されていたランドセルから、
洗うものを出したり、月曜日の時間割を見て準備をする日課の中で、
初めて
あ~、なんか学校たのしくなってきた♪
と言ったのです。
おぉ~楽しくなってきたんだねぇ☆
この言動が聞ける日がこんなに早く来るとは・・・( ;∀;)
Contents
つまらない→楽しいまでの軌跡
これまでも記事にはしてきましたが、
春休みから学校への緊張感から体調にも変調をきたしていたMoon。
(「愛情のキャッチャー~感覚と知覚で受け止める」の「Moonの入学騒動」)
入学早々の3日目でお休みして、リセットしなおしました。
その後宿題も始まり、日々学校から帰ってきておやつ後には、
ひらがなプリントにも取り組みました。
そして、下校班で一緒の女の子に「公園で遊ぼう!」と誘われるようになってきたのです。
それでも、
学校はつまらない。ああしろ、こうしろばっかり。でも帰り道は楽しい♪
先生の言うことをきかなきゃいけなくて、
幼稚園時とは違って自由が少ない学校生活から解放され、
下校時はおやんちゃな男の子1人と、
仲良くなってきた女の子と3人で帰る道中は楽しいそうでした。
それでも、しゃちほこばって椅子に座ってまじめに授業を聞いているようで、
疲れる日々だったのでしょう、鼻風邪をひいたこともあり、
毎日夕方になると
あたまがいたい・・・脚がいたい・・・
と不調を訴えてきました。
そして、4月27日には2度目のお休み。
そんなこんなで連休に入ったのですが、
案の定連休最終日の夜「頭が痛い」と訴えました。
そして、連休明け初日の朝も
起きてきて抱っこをせがみ
あたまがいたい・・・
といいました。
私は抱きしめながら、
あたまが痛いんだねぇ・・・。
(しばし抱きしめ)
じゃあママがお着替え手伝うわ。
いつもだったら起きてきて熱を測るタイミングですが、取りやめました。
後述しますが、ここで日課を調整したのには理由があります。
そして、前日の夜用意していた体操服に着替えるのを手伝い、
食卓につくのを促しました。
こうして日課の流れに乗せたのです。
ノロノロながら、ご飯も食べ、洗面諸々行準備が整っていきます。
後回しにした検温は身支度が全て整ったあとに行い、
体温表に記入して連絡袋へ。
そしてカバンを背負い、Sunとゴミ出しを行う夫とともに、
「いってきます」と家を出たのです。
この日は個別懇談の日でした。
担任の先生からは、
「4月当初にお家の方針を伺って、どんなお子さんなのかを見させていただきました。
せんせ~い!と無邪気に話しかけてくるような積極的なタイプではなく、
控えめな性格なのかなって思ってたんですが、
一本芯が通っているなと思わされました。
それは、今日の給食の時だったんですが、
給食前にトイレを済ませて手を洗い、消毒をして配膳を始めるんです。
Moonさんは初めての給食当番で。
でも、配膳が終わったあとに私のところにきて
「さっきトイレに行ったんですが、
また行きたくなっちゃって、食べ終わるまで我慢できそうにないです。
食べ始める前より、今行っておいた方がいいと思うので、
行ってもいいですか」と言ってきてくれました。
まわりの状況をみて、自分の状態を把握して、それを伝えに来てくれるのは
なかなかできないことですよ」とお褒めに預かったのです。
私は子には「ひとりになった時に、状況を見てその場における最善の行動を判断し、
決断と行動をできる子になって欲しい」という願いを持っています。
その理想を実現するための方法が「子育ち理論」だったのです。
私の願う子の姿が、担任の先生から聞けたことは心から嬉しく、
「先生がこうして褒めていらっしゃって、
ママも嬉しかったの」と帰ってきてMoonに伝えました。
Moonは照れてベロをだしていました(#^^#)
寝る前には学校の準備をしてから、翌日着る服をセットして寝る日課です。
翌日は体育がないので私服でOK。
クローゼットから服を出してきて、
コーディネートを考えていました。
白い長そでカットソーに
ウエストに花のモチーフのついたチェック柄の
ノースリーブワンピースの重ね着を選んだMoon。
服装には大変なこだわりを持っていて、2歳半くらいから
自分で選ぶMoonなのです。
翌日の朝は1階に降りてきた時にはすでに着替え終わっていて、
調子がいい様子だなと見ていました。
そして帰ってきて
今日ね、男子のぜ~んいんと女子のぜ~んいんと先生から
「Moonさんのその服可愛い」って言われたんだ。
「舞台で踊る人みたい」って言われた♪
宿題も済ませ、「あ」の字がうまく書けた、と見せると
私や夫から「おぉうまく書けたね!」と言われ
「てれますね~てれますね~」とアニメキャラ(はなかっぱのてれてれぼうず)
のマネをしてノリノリで、カバンにしまう流れの際に出たのが、
「学校たのしい」という発言でした。
自分のペースをつかみ始め、学校という場に慣れようと必死になっていたMoon。
そして、その過程で先生にも言動を認められ、
クラスのみんなにも「Moonさんてこういう子なんだ」というのが認められ、
やっと学校に居場所ができたんだなぁと感じました。
人は自分の存在が周りに認識されることで、
自分はここに居ていい存在なんだ、と安心感を覚えていくものですよね。
1学期中はかかるかな、と思ったことが、
案外早く、しかも五月病と言われ、
連休明けの調子を狂わせやすい時期に獲得できたことは本当にうれしく思いました。
その肝はやはり!
日課の確立があったからこそ、だと思ったのです。
日課の確立の重要性
人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。
人間は習慣の生き物である。
ジョン・デューイ(哲学者)
この名言の通り、
子育ちの柱のなかでも一番重要といっていいのが「日課の確立」です。
よい習慣がなぜ身につかないのか?を
ゆにわ流の生き方を説く、
伝説のアフィリエイター新田祐二さんが
良い習慣作りのコツをブログとメルマガでお話されていました。
以下抜粋です。
良い習慣をつくるコツ
人がエネルギーを最も使うのは、「決断」する時。
「あぁ、やらないとな。
でも今はしんどいなぁ・・・。」というのはエネルギー消耗状態。
たった1分のことであっても、1日に10回
「今やるかどうか?」で悩んだら10回分エネルギーを消耗する。
「起電力」に最もエネルギーを使う。
でも、例えば「トイレに行くたびに必ずやる」とタイミングを決めておく、
そうすれば迷うことはなくなる。
なので、エネルギーを消費せずに行動できる。
それがだんだん当たり前になっていけば、
何も考えずに行動できるようになる→習慣になる
日課づくりへの応用
幼稚園時代から小学校へというのは、大きな環境の変化です。
学校に通うことは「絶対」ではありません。
(学校という管理された環境に
なじめない子(生命エネルギーを奪われてしまう子)が
一定数いることは理解しています)
子の居場所が学校にできるようであれば、そこは社会にお任せできる部分になります。
そこに向かうための環境設定=日課づくりは親の仕事です。
以前遠藤さんが行き子渋りの子への対応について
「行くかどうかを子に聞かないこと」と言われた時は
???だったのですが、
この「決断」を問うことは、子のエネルギーを奪うことだったからだと
合点が行きました。
私が「頭が痛い」とMoonから言われた時に、
抱きしめた感覚から、熱はなく体調不良ではないこと、
学校に向かうためのエネルギー不足であると分かりました。
熱を測る日課を後回しにしたのは
行くかどうかの「決断」を問う場面ではない、と判断したから。
エアコンだって、起電力に一番電気を消費とする、といいますよね。
これは、日々抱きしめながら子の心身の調子をはかりつづけている、という
体感覚の基礎があるからできる判断です。
いつでも、子をありのままに受け止める、
この姿勢さえあれば間違うことはないのだ、
と子育ちに信頼感が増した一連の出来事でした。
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