子育ちでは「遊び」の場面において
・自然空間
・おもちゃ空間
・机上空間
・社会空間
とそれぞれお話されていましたが、
子育ち理論でここ最近遠藤さんは、私が受講していた時にはなかった理論
「メディア空間」という概念についてお話されているようです。
先月、オンラインえんどうまめの会にて、概要をお伺いしました。
Contents
子育ちにおけるメディア空間とは
人間の変化は社会変化をなぞると言われる。
生物の進化に学ぶ子育て、
また人間の歴史に学ぶ子育てが「子育ち」
メディアとはメッセージ(意図をもった発信)であり、
マッサージ(循環を目的にしたもの)である。
古い順番から与えていくのが、一番の近道。
メディア論を展開したマーシャル・マクルーハンも、
「同じ情報を色々な手段で受け取れた方が豊かになる」と言っている。
メディアの発生順とは、
わらべうた→
うたと語り→
活字(本)→
写真(映像)→
映画(ここまでが閉じられた空間)→
電話→
ラジオ(受け取る情報が濃密)→
テレビ・ゲーム→
パソコン→
スマホ(喜怒哀楽の情動のコントロールが確立した13歳以降に出現)
生活の確立(日課の安定)を前提とし、
親の保護下にあるなかで自由にやってもらう。
とお話されていました。
※認識違いがあればお知らせ下さい(;´・ω・)
我が家のメディア空間
以前も少しお話しましたが、Sunがローマ字入力を覚えたタイミングで、
彼女が自由に使えるタブレット端末をリビングに置くことにしました。
子育ち理論に照らせば、固定のデスクトップ型が理想です。
しかし、おやんちゃ盛りのOcean(3才)の餌食になって、
破壊されることが目に見えているという環境・・・。
そのため、使わない時は手の届かないところにしまえるタブレット端末に、
Bluetooth接続のキーボードも準備しました。
作文の下書きをするときなど、打ち込みをたくさんする時は、
キーボードがないと不便ですからね。
そして、Googleファミリーリンクというアプリを入れ、
利用状況を親が確認する体制も整えました。
タブレットを使うのは、リビングダイニングでのみ。
使う時間は特に決めず、
宿題をすることなど、優先順位を考えて使ってね、と伝えました。
その上でSunのLINEアカウントも作成し、
祖父母、叔母などの親戚とLINE友達になったのでした。
おこづかいでLINEスタンプ購入
Sunは祖父母にメッセージや写真を送ったりしていて、
祖父母にとっては、孫の様子が知れて喜んでいるようでした。
しかし、勝手に私の変顔を送っていた時には・・・
写真に写った相手に許可なく送ることは、やってはいけないことだよ。
肖像権っていってね、人にはね無断で撮影されたり、撮影された写真をかってに人にしらされない権利があるのよ。
と伝えました。
親の保護下にあって、自由に使わせるなかで、
その都度メディアリテラシーを伝えて行く必要があります。
メディアリテラシーの「書きの能力」=情報発信能力を高めるためには、
自分の行いが周りにどのような影響を及ぼすのか、
想像力が必要です。
9.5歳をすぎ、まもなく10歳になるSunですが、
想像できる範囲はまだまだ狭いため、折に触れて伝えながら、
範囲を拡大していってくれることを願います。
小学生のうちはLINEの友達の範囲は家族親戚に限ること、
TwitterやInstagramなどのSNSの利用はしないことを約束しています。
Sunのおこづかい事情とLINEスタンプ購入
小1のころから10日に一度100円というルールを設けてつづけています。
この記事にあるように、小1の1学期にはガチャガチャにハマりました。
しかし、飽きてしまったことから「無駄」と感じ、
それから2年間彼女の購入したものは、
・筆箱
・キャプテンリノ(カードゲーム)
・水筒カバー
・手袋
といった非常に使い道のハッキリしているものしか買っていませんでした。
エネルギーの方向性が内に向かうタイプのようで、
放課後もMoonはお友達と遊ぶ!と公園に行っても、
Sunは家でゆっくり本を読んでいたい・・・というのです。
なので、交友関係にお金がかかるということも全くないのでした。
おこづかいの使い道のないSunにとって、
月にたった300円のおこづかいはもらい忘れることも多くありました。
たまに「あ、今日25日だわ。11日と21日の分下さい」といわれることも。
遠藤さんは請求忘れの時はあげなくてよし、とおっしゃっていましたが、
私は「月に300円しかもらえないんでし、頼まれたということで、まぁいいか」
とゆる~くやっています。
そして、小銭がたまると
「100円玉10枚で千円札に替えて」
「千円札10枚で一万円札に替えて」と徐々に金種の大きなお金を手にしていきました。
おこづかいの他に、たまに会う親戚からもらう臨時収入や、
お年玉の一部を手元に置いておく、としていたので
所持金は1万5千円オーバー。
そんな時に欲しくなったのがLINEスタンプでした。
最初は無料のスタンプを使っていましたが、
叔母(私の妹)とやりとりするなかで、
彼女のつかっている「こんとあき」という
大好きな絵本のスタンプがあることを知ったのです。
ねぇ、このスタンプ欲しいんだけど。
と相談された時、
おこづかいで買えるね!
ママのクレジットカードを登録して購入してあげるから、
使った分だけママにお金渡してくれればいいわ。
そっか!おこづかい使えばいいんだ~!
よし、買う!
えーと・・・これは150円だね。
こうしてLINEスタンプを購入するに至りました。
そして、お金を私に渡し、
おこづかい帳に支出金として計上していました。
数日後にもまた、
「バーバパパ」「スタジオジブリ」の2種類のスタンプを購入。
250円か。あ~細かいのないな。
5千円札は崩したくないから、
千円札でおつりをちょうだい。
と私に頼んできました。
インターネットでのバーチャル的なお買い物では、
自分の所持金が減ることが実感できず、
使い過ぎてしまうことはよくあることです。
6年程前に法律事務所で働いていた時、
破産申請の申立の依頼に来られたお客さんに対し、
弁護士に替わって、
借金を重ねていった経緯を聞き取っていました。
クレジットカード破産に陥る人々には、
自分のお財布から現金が出ていく、という感覚がなく、
まるでお金を生み出す打ち出の小槌のようにカードを使っている、
という特徴があることを実感していました。
私も家計管理する際には、ネットショッピングした金額を控えておき、
引き落とし口座に入金するようにしています。
こうすれば、「使い過ぎた~!支払日に引き落としができない!」
という事態は防げます。
このようなネットショッピングが当たり前の世の中になったからこそ、
親の保護下にあるうちに、管理の仕方をつたえていくことも
大事なのではないかな、と思うのでした。
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