先日、「特別な支援を要する児童生徒への対応について」という内容の研修を受けました。
教室を飛び出してしまったり、
ささいなことでパニックを起こしてしまったり、
先生に対して暴言を吐いてしまうような、
集団参加できない子どもたちの実態の原因について。
発達心理学者のエリク・H・エリクソンによる
「心理社会的発達理論」により鑑みてみると・・・
0~1歳 基本的信頼
2~3歳 自律性(外部からの支配や制御から脱して、自身の規範で行動すること)
4~5歳 自主性(他人の保護や干渉を受けず、独立して行うこと)
学童期 勤勉性
青年期 自我同一性
小学校に上がる子は学童期ですが、それ以前の
「基本的信頼」「自律性」「自主性」を獲得できていないことが、
学童期にスムーズに入れない一因とのことでした。
もちろん、学校生活になじめないことは生まれもっての特性もあるでしょう。
講師の先生はこうおっしゃいました。
「生活とは切り替えでしょう。
テレビを見ていても、ご飯の時間にはご飯を食べる。
ゲームをしていても、お風呂に入る時間には入る。
学校生活もこの切り替えがスムーズにできないと、問題が起こりやすい。
切り替える力は家庭で育まれるんです」と。
すると、子育ちにおける「指示・労い」こそ、
この「切り替え力」を育む要だな、と感じたのでした。
我が家はこの4月から夫が東京に単身赴任となり、
日課の見直しを迫られました。
これまでは洗濯と休日の食事作りは、
全て彼が担っていてくれたからです。
春休みに、子ども達と話し合い、いよいよ新学期。
Sun(小5)、Moon(小2)、Ocean(年少)に進級し、この流れで日課をまわしています。
Contents
我が家の日課
20:00 もどろうタイム&パパとLINE電話
→夜中にルンバが稼働するので、床に落ちているものを回収する。
帰宅した夫とLINE電話。
20:15 仕上げ磨き&読み聞かせタイム
→3人ともまだ仕上げ磨きしています。
そして、Oceanが「これよんで~」といった本を読む。
Moonは一緒に聞いているけれど、Sunは別の本を読んでいる。
20:30 寝室へ
→朝型の私も一緒に就寝。
SunとMoonは二段ベッドで、私とOceanはベッドの横の布団で一緒に寝る。
Oceanが「〇〇のおはなしして~」
・生まれたときのおはなし
・ベッドがとどいた日のおはなし
・ケガをしたおはなし
・ピーマンをベーッと出しちゃったおはなし
などなど・・・。
4:00 私だけ起床。
→洗顔し、炊飯器のセットをしてから、お一人様タイム。
ブログをかいたり、英語の勉強をするのが最近の過ごし方。
5:30 Sun起床し、身支度を整え朝食準備&私は、洗濯機を回す。
→2020年のコロナ休校の時から始まったSunの朝食準備日課。
冬の間は寒くてなかなか起きられず、やらなかった時もあったけど、
春休みからまた再開。
6:00 Sun「ごはんできたよ~」
朝は、前日夜の味噌汁を温めなおし、
納豆をまぜ(Sun自作のめんつゆで味付けするのがポイント☆)
Ocean用の卵焼きを作り、
あとの3人分の目玉焼きを作る、という定番メニュー。
MoonやOceanが起きてきて朝食。
6:30~
Moon&Ocean:身支度
Sun:新聞タイム&宿題用の自主勉&ゴミ出し
私:洗濯物を干す&朝食の片付け
→ゴミ出しは夫が担っていてくれたものですが、
Sunを中心に子ども達がやってくれます。
洗濯物を干す指示はたいてい断られます。
7:25 Sun&Moon登校
8:00 保育園にOceanを送り出勤(自転車)
13:00 私帰宅昼食をとり、お一人様タイム。
15:00 歩いて保育園にお迎え
→サッサとあるけば5分ちょっとの道。
Oceanとは水路をのぞいたり、石垣に登ったり、
ブロック跳びをしたり、水たまりであそんだり・・・
ゆっくりゆっくり30分以上かけて帰ります。
16:00 帰宅&おやつ&宿題→テレビ30分(チャンネル権10分)
→15時下校のMoonは大抵先に帰っています。
おやつはお菓子入れを見て、自分の食べたいものを、
お腹と相談して(夕ご飯に差し障らない程度)食べるように話しています。
宿題をチェックし、取捨選択。
小学生組の宿題が済んだらテレビタイム。
3歳のOceanはなかなか我慢が難しい。
宿題が終わるのが待ちきれずに、リモコン操作してしまう・・・ので、
「Ocean、芝生と畑のお野菜に水やりしてこよう」と外に連れ出します。
17:00 足湯&お風呂タイム
→冷えは万病のもとと言われます。
子ども達3人とも花粉症の症状がありますので、
健康習慣として、冷え取りをすべく足湯を始めました。
浴槽に深型36Lのたらいをいれて、足をつけながらお風呂をためます。
たまったらお風呂にはいれば、足湯もできて全身浴もできるのです。
このたらいを船にして遊ぶ子どもたち(;´・ω・)
18:00 夕食準備
Oceanは踏み台をもってきて「おりょうりする~」と言ってきますが、
Sunは本読み、Moonは工作やお絵描きに夢中なのが常です。
18:50 夕食
19:30 夕食片付け&洗濯物たたみ&翌日の準備
→洗濯物は洗面所の竿に干し終わったものがハンガーにかかっています。
「自分の服をとって、畳んで、しまって下さい」と言います。
Sunは大抵自分一人でやりますが、
MoonとOceanは「ママ、お願い」と言います。
なので、Moonには畳むのはやるから、しまってね、と畳んだものを渡します。
Oceanとは一緒にクローゼットにしまいに行きます。
「シャツはここ。ズボンはここ」と一緒にしまいます。
このタイミングで、干してあるナフキンや給食袋をしまうのと同時に
明日の準備をして、時間割チェックをします。
・・・・以上が日課の一連の流れです。
3人とも習い事をしていないので、平日はほぼこれの繰り返しです。
定点観測だから感じること
保育園に通うOceanにとって、
保育園から家に帰る30~40分が「地域」の時間です。
いつも通る砂利道にできる水たまりで遊ぶのがお気に入り。
水たまりに石を落としてできる波紋に見入ったり、
水たまりに沈んだ石で遊んだり、すわりこんで10分程遊ぶこともしばしば。
でも水たまりはいつもあるとは限りません。
去年の11月頃のことです。
雨が降らずに水たまりがなかったとき
あれ、みずたまりない!
水たまり、ないねぇ。
なんで・・・?
なんでだろう。
・・・わかった! たいようのひかりでなくなったんだ!
太陽の光でなくなったのかぁ。じゃあ、どうしたら水たまりできるのかなぁ。
あめがふったらできるんだよ。
3歳半でも、定点観測することで、
目に見えない自然現象をそこまで認識できることを改めて認識させられました。
いつも登って歩く、石垣があります。
でも雨になって濡れると、
滑りやすい石と、濡れても滑りにくい石があること。
春になったら若葉が芽吹き、
梅や桜が咲くこと、
つくしが生えることで四季の移ろいを感じること。
これは、毎日同じところをゆっくりと歩いていなければ感じられないことです。
時短がもてはやされる時代ですが、
こうしたゆったりとして時間こそ、情緒を育てるのだと感じます。
この時間だけは彼の後ろについて、
彼の感じることに思いを寄せようと心がけています。
アイキャッチ画像は、Sunが昨日つくってくれたおやつのプリンと、
夕食のブロッコリーとベーコンのバター醬油パスタです。
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