始業式まであと数日、という日のことです。
Sunのベッドの枕元にこんなものが貼られていました。
日課を書いたんだねぇ
うん、朝起きて確認してサッサと動けるようにしたんだ。
夏休みの【のんびりモード】から切り替えをしようとするSunなのでした。
この日課は起きる時間だけは書いてあるものの、
あとは行動の流れだけ書いてあり、
時間割になっていないところが子育ちの日課的だなぁと思ったのでした。
Contents
英語学習について
私自身の興味の方向性もあり、中学の学習を見定めてSunと共に考えています。
国語、算数はどんぐり問題で鍛えているからOK。
理科、社会は用語の定着が大事なので、
授業があった日は、この問題集を宿題の「自主学習」としてやっています。
問題は4技能の習得が求められる英語です。
Sunの英語学習についてはこちらの記事「英語学習はじめました~ジョリーフォニックス~」
でも紹介したようにフォニックスを学習したことで苦手意識は薄れ、
授業でも困らなくなってはいました。
しかし、なにかの記事で
「中学になると約半数の子が1学期で英語に苦手意識を持つ」と読み、
今一度英語学習への取り組みについて考えてみました。
2020年の教育改革により、以下のように変わりました。
小学校3・4年生で「外国語活動」として
「聞く」「話す」を中心にした英語教育が始まります。
小学校5・6年生で「読む」「書く」が加わります。
学習内容には、従来は中学校で学ぶ文法も含まれており、
疑問詞や代名詞、助動詞、動詞の過去形なども習得します。
小学校卒業までに300~600語程度の語彙力を身につける
という目標も掲げられています。
中学校では以上のようなことを習得済みとして授業が進むようですが、
Sunの1学期の英語のテストを見ていても自分の名前を言うなど、
ごく簡単なことしかしていない様子に、
学校だけに任せていては危ういかも・・・と思ったのでした。
そこでまず小学校で覚えておきたい単語をチェックすると、
このようにお風呂に貼れるシートになっていることが分かりました。
Sunに「これらが小学校のうちに覚えるべき単語だからね」と伝えました。
6月上旬に購入し、お風呂に貼っていました。
夏休み後半に「5年生中に覚えちゃおう!!」と言うと、
とうとう本腰を入れ、ついに日課に組み込んできました。
英単語の覚え方
500語を一気にたくさん覚えるのは大変だから、と
Sunが考えたのは1日3語ずつ進める、ということでした。
「どんぐり倶楽部」の糸山泰造先生はDonglishという英語教育もされています。
以下が糸山方式の単語の覚え方です。
漢字のIF(イメージフィックス法)と同じく、
何回も書くことは絶対にしないように、というのが糸山式です。
それは何度も書いてしまうことによって
「覚える」という意識が出てこないからだそうです。
まずは音を頼りに綴りをかくため、フォニックスの学習が基礎として
必要になることが分かります。
その日に覚える3語を発音し、綴りを確かめてから、
単語カードに書いていきます。
お風呂に貼った単語表には音声を聞けるツールがないので、
音声を聞けるサイトを探していると、
ちょうどいいサイトをみつけました。
こちらのサイトは日本語表示から単語を選ぶことができるので、
1.音を聞く
2.マネをする
3.つづりを書いてみる
4.正しいつづりをチェック
5. 間違えチェック
6.単語カードに記入する
という糸山方式を使うことができます!
このやり方の有効性は、別の書籍にも根拠が書いてありました。
コラム:単語や例文を覚えられない理由
言語は、「最初に音ありき」です。
これは、幼児がことばを覚える際に文字ではなく、音で身につけることからも明らかです。
ことばは、「音」で覚えるのが最も記憶に残ります。
逆に言うと、発音できない単語や例文は、記憶に残りにくい、ということです。単語力がなく、英語が苦手な人は、たいてい発音練習をしていません。
jamp-start P94抜粋
英語の音を聞き、自分でも声に出すようにすれば、単語も文も覚えられるようになります。
復習の仕組み作り
確実に定着させる仕組みを考えていたところ、
最近小学生新聞に神戸の高校生が発案した
「エビングハウスフセン」の記事を目にしました。
フセンで管理するのは煩雑になるよね、と話していたところ
私はひらめき、こんなボードをつくりました。
翌日に1度目の復習。
復習する時も糸山方式で、
「こんにちは」は・・・?
「ハロー」だったな。
「h-e-ll-o」
なんでlが重なるんだろう、フォニックスのルールとは外れるよなぁ・・・と今朝のSun。
6日後に2度目の復習なので9/4にカードを移動させました。
1か月後に3度目の復習をしてクリアしたものから、
単語帳に収納するというやり方です。
毎日新単語3語を加えながら、日を置いて復習していく仕組みです。
Sun(11歳)はどんぐり歴5年5ヶ月。
「どんぐり」による思考力養成の最終段階にかかっているので、
エネルギーロスにならないように暗記物は最小限にする必要があります。
どんぐり式英語学習
糸山方式のDonglishによると、
小学生段階では英語の語順に慣れることが第一だということです。
英語の語順は日本語とは全く異なります。
平叙文は、
誰がーどうしたー何をしたーどこでーいつ
という構造になっています。
Ken/eats/two apples/in the park/every Sunday.//
ケンは/食べる/2つのりんごを/公園で/毎週日曜日に//
これが語句順訳です。
和訳すると
ケンは毎週日曜日に公園でりんごを2つ食べます。
になります。
小学校段階ですべきことは、この和訳を語句順訳に入れ替えること。
日本語を入れ替えるだけなので、抵抗なくできるというわけです。
中学になったら語句順訳を英単語に置き換えるだけ、という画期的方法です。
毎日1文、和訳を語句順訳に直すだけ。
糸山先生が説明されている動画がこちらです。
糸山方式によると
●小5…「語句順訳→和訳」
●小6…「和訳→語句順訳」
●春休み…「語句順訳記号+英文」
なので語句順訳⇒和訳を1日1文。
英単語学習にプラスするように日課の提案をしてみます。
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