先日またまた我が妹から書籍の紹介がありました。
妹は子育ち講座を先に受講し、
「ぜひ受けてみて!」と紹介してくれた恩人。
彼女は非常に直感力が優れているので、
私に必要なメッセージあることが多いのです。
だから、彼女からのおススメは絶対に要チェック!!
それはこちらの書籍。
このタイトルを見て、ドキッとしました。
約1年半前に、広津留メソッドを3か月程度試したうえで、
理論もなく単語の大量暗記は無理だと断念し、
小学校段階での英語教育は、
9歳の壁(抽象思考が可能になり始めた頃)を目安に
「ジョリーフォニックス」から
始めることを決めていた私の方針を揺るがすようなもの
(詳細はこちらの記事「英語教育の開始のタイミングと育てるべきこと」)
になることを感じたからです。
Contents
英語教育の早期教育でも日本語力は伸びる
日本語も読めない幼児段階において、
英語教育をすることに対しての一番の懸念は、
「日本語力」の育ちが阻害されるのでは?という点でした。
この疑問について正面から答えている記述がありました。
第3章 日本の子ども英語教育、よくある7つの間違い
✖「英語の早期教育で、日本語がヘンになる」
→日本で暮らしていれば、まず問題ない
(中略)
日常的に日本語しか使わない日本で、毎日数時間の英語教育を行ったからといって、日本語がおかしくなるという事態はまず起こりません。両親がごく普通に日本語で話しかけ、日本語の読み聞かせを実践し、日本語のメディアに触れさせ、周囲の子ども達と遊ぶ環境を与えていれば、子どもは自然に日本語を身につけます。
日本語がおかしくなる可能性があるとすれば、極端な英語環境に、言葉が発展途上の子どもを浸す場合です。
たとえば、両親が日本人なのに英語だけで話しかけたり、朝から晩まで英語メディアを見せて英語漬けにしたり、英語ネイティブのベビーシッターに1日中預けたり、英語オンリーのプリスクールに長時間預けたりするケース。
(中略)
英語教育をする・しないにかかわらず、子どもの健全な発達にとって重要なことは、親が子どもと「コミュニケーションを豊富にとること」です。
子どもに英語を身につけさせたい、バイリンガルに育てたいという場合でも、原則、子どもとは日本語で接してください。日本語で語りかけ、歌いかけ、読み聞かせをして、雑談をしていれば、子どもは日本語を想起に身につけることができます。
(中略)
▶2つの言語を同時に与えても混乱しない
(中略)
バイリンガルの人は、頭の中に日本語と英語、2つのコップを持っていると想像してください。
日本語のコップに言葉が溜まると、日本語がコップからあふれ出てくる。
さらに英語のコップに英語が溜まると英語があふれ出てきます。2つのコップは独立していますから、言葉が混ざることはないのです。2つのコップを満たすには、それぞれの言葉で(大量に)インプットを行うことが必要です。
「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」 船津徹著 第3章P69~74
日本語と英語を混ぜて教えたり、英語を日本語に翻訳させたりすると、それぞれのコップに言語情報が効率的に溜まりません。
ポイントは英語を教える場合は英語オンリーで、日本語で教える場合は日本語オンリーでインプットすることです。
このことは、なかなかに衝撃的な事実でした。
それが事実だとすれば、
我が子は幼児時代は上二人は過ぎ、Ocean(4歳8か月)も幼児期終盤ですから、
直ぐに始めねば・・・!と思ったのでした。
「ハリーポッター」を原書で読むまでの4ステップ
船津氏の専らの主張は「子どもの言語吸収能力は英語のリーディング力育成に活用すべき」
という点にあります。
目指すは「ハリーポッター」を原書で楽しめるようになるレベル。
「リーディング学習」を重視する理由は、
英語の本が読めるようになれば、英語を構成する部分である、
リスニング、
スピーキング、
ライティング、
ボキャブラリー、
グラマーなどの全ての力が身につくからだそうです。
このレベルまで英語力が身につけば、CEFR B2レベル。
大学入試改革の一環で「英語外部検定利用入試」と呼ばれる制度が採り入れられ始めています。
(「英語ができる人は英語試験免除してあげます」という優遇制度)
この制度の恩恵を得るために目標となる英語レベルは「CEFR B2レベル」
これは、英検準1級以上相当とかなり高度な英語力です(;´Д`)
まぁ、目標は高く!!
そこまでのステップは緻密に・・・。
ステップ0 フォネミック・アウェアネス(音素認識)
「フォネミック・アウェアネス」とは、言葉の音や、
音のグループに焦点をあてる方法です。
世界中の言葉には、それぞれ独自のリズムがあります。
生まれてきた赤ちゃんは、言葉の意味を理解するよりも先に、
母親や周囲の人の言葉によって「言葉のリズム」を身につけます。
「言葉のリズム」には2つの側面があります。
・「文法的リズム」=語順。文法習慣やルールによって生じる。
英語:I love you.「S+V+O」
日本語:(私は)あなたが大好きよ。「S+O+V」
・「音感的リズム」
日本語:擬態語・擬音語、七五調のリズムがふくまれたわらべうた
英語:「Hickory,Dickory,Dock」などのライム(押韻)が英語独特のリズム感を創り出している。
英語習得の近道は「英語を正しく読む力」を身につけること。
それを後押ししてくれるのが「フォネミック・アウェアネス」。
英語の音感やリズム感が身につくと、英語のリーディング習得が迅速に進むことはもちろん、
リスニング力、スピーキング力も短期間で向上するとか!!
英語圏の子ども達は、周りの人たちが話す言葉に加えて、
マザーグースやナーサリーライムとよばれるわらべうたを通して、
英語のリズムを身につけているのだそうです。
やり方は簡単。
ごく小さな音量で構わないのでCDのかけ流しをしておくこと。
一日に1~2時間を目安に、同じ曲を何度も繰り返し子どもの耳に入れる。
静かに聞かせるのではなく、BGMとして流しておけばよいのだそう。
子育ち講座の際に遠藤さんが「これからの時代に【英語】は必須になる。
それにはマザーグースを聞かせると良い」と仰っていた理由は、
この「フォネミック・アウェアネス」だったのです!!
Sunが3歳までは、早期教育にハマっていたので、
英語を始めとしたいろいろなCDのかけ流しをしていました。
しかし、子育ちを実践し始めてからはやめていたのですが、
それを聞いてこのCDつきの2冊を購入してかけ流しをしていました。
しかし、子どもが触るのでCDが傷つき、デッキも調子が悪くなってお蔵入りしていたのでした(;^_^A
でも、今回の「フォネミック・アウェアネス」が大事とのことなので、
本を引っ張り出してきて、CDをPC→スマホに音源をダウンロード。
帰宅後(16時)~夕食後(19時)の時間にかけ流しを決行。
(どんな曲をかけ流せばよいかは書籍に載っています)
(ただし小学生以上で始める場合は、かけ流しに加えて
主体的な「読み書き」も必要)
3歳以上の子どもの場合、わらべうたに加えてオーディオブックという
本の音声をかけ流すことも効果大。
ステップ1 フォニックス
フォニックスとは、日本語の「かな五十音」に該当するもの。
スマホやタブレットの普及によって、
ネイティブスピーカーの発音が家庭で聞くことができるので、
家庭教育だけでフォニックスを学べる時代!
高度なリーディング力は、単語を正しく読む技術=フォニックスから、
順序だてて学ぶことです。
我が家では、以前こちらの記事「英語学習はじめました~ジョリーフォニックス~」
で紹介したようにMachiko先生の動画を頼りにして、フォニックスを学びました。
しかし、書籍によるとフォニックスを学ぶにもネイティブの発音で、
All Englishで学ぶのが望ましいようです。
フォニックスを学ぶにはゲームと動画などでよいということで、
おススメのアプリをスマホに入れました。
これは、フォニックスを習ったことのないMoon(小2)やOcean(4歳8か月)向け。
こちらのアプリは短母音と長母音の使い分けを学ぶことが出来ます。
フォニックスの26音は一通り習っているSun(小5)向けに入れました。
いずれもゲーム性が高いので、MoonもOceanも喜んでやります。
おやつタイムの30分に限ってやるようにしています。
(Oceanは止めるのに一苦労します(;^_^A)
ステップ2 サイトワーズ
サイトワーズとは、「一目で読める単語」という意味で、
フォニックスのルールから外れる読み方をしたりします。
(ジョリーフォニックスでは「ひっかけ単語」と言っています)
これは日本語でいう漢字のようなもので、
英語圏の小学生も毎週10~20語のサイトワーズを、
スペリングテストで覚えていきます。
漢字テストと同じ!
サイトワーズは、300語(頻出)~1000語程度。
幼児は読みを重視し、小学生以降は書くことにもチャレンジしていきます。
このゲームを購入して、Sunとおやつタイムにトライしています。
ステップ3 リーディングフルエンシ―
「リーディングフルエンシ―」とは早いスピードで流暢に、英語の本が読める状態」
これを身につけるには、「理解」よりも
「流暢に読める」ことを重視して進めます。
ステージ0:ピクチャーブックス(絵本音声のかけ流し)
ステージ1:アーリー・リーダーズ(1ページ1文で10ページ以下のペラペラな本)
ステージ2:リーダーズ(16~32ページの薄い本)
ステージ3:チャプターブック(章立てされた文字ばかりの厚い本)
「音読」を原則として、感情を込めて読むことで、よりスピーキング力もアップするそうです。
我が家では「アーリーリーダズ」段階こちらの本を選びました。
AmazonではCD付き商品が見当たらなかったのですが、
こちらのサイト「englishbooks.jp」でセール品としてお得に入手できました。
(セール品だったので、在庫限りかもしれません。今現在まだセール価格で買えます!)
こちらをかけ流し、寝る前の読み聞かせタイムで本をめくりながら一緒に見ます。
多読のスタートは、リーダーズ100冊読破を目指そう!ということで、
書籍には段階別の本が多数紹介されています。
OceanとMoonにはアーリー・リーダーズ段階として
「First Little Readers」を続けていこうと思いますが、
Sunにはどうしようかな、と悩み中。
書籍で紹介されているフォニックスの学び順と、
「ジョリーフォニックス」では順序が異なっていたりするので・・・。
平日は宿題などこなさなきゃいけないことも多く、
時間がとれません。
Sunに相談したところ、ジョリーフォニックスの続きをやる、
と言っていたので、休日にやりつつ、
Sunにあったリーダーズの本を一緒に読めるように、
リサーチしてみようと思います。
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