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わり算の筆算への基礎固め

生活由来学習(Moon)
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なんと4か月ぶりの投稿になってしまいました(;’∀’)

パソコンの調子が悪く、とうとう買い換えました~。

さて、本日は視覚空間型の情報処理特性をもつ

次女Moon(8歳7か月:小3)の学習場面(生活由来の学習)のお話です。

最近【あまりのあるわり算】の単元に入りました。

授業ノートを見ると、やはり頭の中に???が浮かんだような様子が感じられました。

Contents

あまりのあるわり算

私

あまりのあるわり算ってちょっとよく分からない?

Moon
Moon

う~ん、場面はわかるけど、計算のやり方がよくわからないな~。

と困り感がありそうです。

小4わり算筆算のつまづき

今まで5年生の学習支援に入る中でも、

79÷3のようなわり算の筆算でつまずく子はたくさんいました。

そのつまづきの一番最初は7÷3=2あまり1

が瞬時にできないことが一歩目のつまづきだったりまします。

あまりのあるわり算では、商の見当をつける練習と商から割られる数の引き算(暗算)

をしてあまりを導くことがねらいになります。

ここがしっかりと身についていないと、

商が立てられずにつまづくことが目に見えています。

しかしこの単元は大体1週間程度で終わってしまうくらい、

扱いが軽いので見過ごされがちです。

家庭でのフォローが必要になるところでしょう。

わり算筆算でつまづかないための基礎作り

あまりのあるわり算ができるということは、

九九(36パターン)が完璧であること、

そして20までの数の合成分解が完璧であることの

土台の上に成り立ちます。

なのでMoonと2学期から毎晩、三角計算と

九九の36パターン。右・左・上を隠し、フラッシュカード形式で答えます。

20までの合成分解のフラッシュカードを1日交代でタイムトライアルしています。

引用「小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる本物の家庭学習」杉渕 鐵良著P93

始めた当初は、九九は36パターンを3分以上かかっていたのが9日で1分台に。

20までの合成分解は2分くらいかかっていたのが、9日目で1分を切るタイムになってきました。

毎日前回の記録より更新しようと、ノリノリで取り組んでいます。

あまりのあるわり算の説明

このような日々の積み重ねと合わせて、今つまづいている

「あまりのあるわり算」の解説を。

私

マスカットが7個ありました。

Sun,Moon,Oceanの3人で分けると、

一人何個ずつで何個あまる?

Moon
Moon

一人2個ずつで、1個あまる。

私

それを式にすると?

Moon
Moon

7÷3=2あまり1・・かぁ。

私

今、Moonが何をしたかをみていくよ。

7÷3=□あまり〇

  3×□=△

  7-△=〇

私

この□に3の段で7に一番近い数を探して、

3×2で?

Moon
Moon

6。

私

それから?どうする?

Moon
Moon

7ー6で1。

私

そう、それがあまりなんだよね。

左ページでは、行間を詰めて書いてしまったので、あまりのミスがあり正答率7割でした。

そこで、次の日は行間を空けて、わる数と商の九九の答えをメモ書きするように促しました。

すると全問正解!

九九の答えを覚えておいて、わられる数から引くという

ワーキングメモリーの負担を減らすだけで、

このようにスムーズにいきました。

9歳の壁(小4の壁)に向けて

9歳の壁(小4の壁)とよく言われます。

これは、計算力の基礎体力とともに、読解力や思考力の両輪がかみ合わないと

乗り越えられないところでしょう。

今日常的に繰り返しているのは日々の九九や20までの数の合成分解ですが、

こちらは計算の基礎体力を上げるもので、

子育ち的に言えば、「生活由来の学習場面」に当たるとでしょう。

小1~3までの該当学年で身に着けるべきことの

小さなほころびが挫折につながります。

特に視覚空間型の子は長く集中力が続かないという特性がありますから、

タイムトライアルなどちょっとした工夫で反復練習を積み重ねたいと思います。

こちらの生活由来の学習とともに週課の「遊び由来学習」も

Moonなりのペースでなんとか進めています。

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